独立後、10年間の登壇実績を振り返りました。
ここでいう登壇には、Webメディアに出させていただいたり、対談といったパブリシティも含めて考えています。
5年目にして初めて声がかかる
当然ですが、私のような何も看板もブランドもない人間に、登壇機会が提供されることはありません。
下手に自分から売り込むのも違うので、地道に目の前のクライアントに貢献することだけに集中していました。
そのクライアントの株主であるALL STAR SAAS FUNDの前田ヒロさんがお声がけしてくださり、Podcastで対談する機会がありました。
2019年3月です。
当時にことを、よく覚えています。
東京丸の内のEGG JAPANに伺い、個室とヒロさんと対談しました。
めちゃくちゃ緊張しましたが、ヒロさんに軽快な引き出しにうまく乗せてもらいました。
私にことをこのブログで知ってくださった方は多く、今でも「Podcast聞きましたよ」と声をかけてくれることがあります。
とても嬉しいです。
5年間のコンサルティング活動の1つの成果として、この機会があったと理解しています。
このままではいけないと思った8年目、ブログを始めた
7年目にもヒロさんからお声がけいただき、バリューや給与制度について話す機会をいただきました。
登壇の機会をいただき、ゴールと資料をまとめ、実際に準備する過程で思考が深まっていくことがわかりました。
クライアントだけの個別具体の話ではなく、抽象化して汎用性を持たせたり、ときにより具体に踏み込み、聞いてくださっている方のサプライズを引き出したり、さらには考えていく過程で自分の中で再発見や勘違いを見つけたり、とクライアントジョブとは違った観点での成長を感じました。
ただし、登壇を「主」にすることはありません。
自分は、あくまでもコンサルタントとしてクライアントへのコンサルティング活動から価値を創造することが「主」です。
ただし、この主であるコンサルティング活動の価値創造にスパイスを加えるというか、ドライブをかけてくれる存在として登壇の機会があると分かりました。
なので、定期的に登壇の場を持つことは自分の成長にとってもクライアントにとっても有益であると考え、何とかこの機会を増やすことができないかと考え始めました。
ただし、当時のままやっていてもブレイクスルーはないと肌で感じていたので、色々と考えた結果、ブログをやってみようと決意したというわけです。
これが独立から8年目のことです。
ブログと出版で登壇の機会をつくる
8年目にクライアントからパブリシティとセミナー登壇の機会をいただきました。
平日5日間は、ブログを続けます。
本音のところ、当初は3年で成果につなげるという目標を立てました。
3年間やり切って、成果が出なかったら別の手段に変えようと。
もちろん3年は感覚だし、出るかどうかも分からず、とりあえずやってみたという感じです。
ただ、10月頃にブログがわりに盛り上がり、その影響で出版の話につながり、そこから登壇や執筆の依頼につながっていきました。
想定外が流れでしたが、自分にとっては腕を上げるチャンスなので、お声がけいただいた依頼に全力で対応してきました。
リクルート社の「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」を実践した気分です。
「変えよ」は、自分としてはシンプルに「自己成長」でありますし、自ら機会を創ったかと言われると様々なサポートがあっての流れですが、そこは良しとしましょう。