著書

スタートアップのための人事制度の作り方

 ● 著:金田宏之(かねだ ひろゆき)

 ● 発売日:2023年5月24日

 ● 定価:2,420円(本体2,200円+税10%)

 ● ページ数:288

 ● 出版社:翔泳社

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「納得感」を醸成しながら、組織の成長を最大化する人事制度のススメ 

 

【本書のポイント】

●人事制度を導入するメリットがわかる

●職種別の等級・評価・報酬制度の基本知識・設計方法がわかる

●人事制度が浸透していない状態での効果的な導入・周知方法がつかめる

●即戦力人材の能力・モチベーション向上につなげる振り返りの方法がわかる

●中途採用した新規メンバーの評価・報酬の最適な決め方がわかる

 

【内容紹介】

長期雇用や新卒一括採用が主流の従来の日本企業で導入されるような人事制度と、スタートアップで導入するべき人事制度には大きな違いがあります。そもそも人事制度がまだ導入されていなかったり、評価・報酬決定で悩ましいケースが発生したりなどスタートアップならではの様々な課題がついて回ります。

そこで本書では、スタートアップのための人事制度を「等級制度・評価制度・報酬制度」の3つに分け、設計・導入・運用方法についてすぐ実践できるレベルにまで落とし込み解説します。

職種別で各制度の仕組みを設計する方法、新規雇用した即戦力人材の評価・報酬を決めやすくする方法、メンバーの自律的な能力・キャリア開発を促す環境のつくり方、運用時に便利な資料・ツール紹介など、リアルな現場の事例とともに紹介していきます。

 

【目次】

第1章 スタートアップにおける人事制度とは?

(1) HRにおける10の領域と50のテーマ
(2) スタートアップに人事制度が必要な理由
(3) スタートアップも大企業も、人事制度の構造は変わらない

 

第2章 スタートアップ流の人事制度プロジェクト

(1) スタートアップでは、いつ人事制度を導入すべきか?
(2) スタートアップでの人事制度プロジェクトの進め方
(3) プロジェクトスケジュールの事例紹介
(4) 現状分析インタビューの手法

 

第3章 スタートアップの等級制度

(1) 等級制度の定義
(2) スタートアップにおける等級の数と基準
(3) 人事評価より大事な等級判定
(4) スタートアップにおける等級判定者(=評価者)とは?
(5) 個人の等級は公開すべきか?
(6) 等級判定のスケジュール
(7) 等級判定のプロセス
(8) 新入社員の等級判定と仮等級の仕組み

 

第4章 スタートアップの評価制度

(1) 等級判定と人事評価の違い
(2) 評価期間の設計(人事評価のスケジュール)
(3) スタートアップは相対評価か、絶対評価か?
(4) スタートアップにおける評価制度の構造と名称
(5) スタートアップにふさわしい「成果評価」とは?
(6) スタートアップ版 目標設定ガイドライン
(7) スタートアップのバリュー浸透に役立つ「行動評価」
(8) 人事評価の納得感を高めるために評価者がやるべきこと
(9) 人事評価のプロセス
(10) 評価会議とキャリブレーション
(11) 最終評価の算出方法
(12) スプレッドシートでつくる評価シート

 

第5章 スタートアップの報酬制度

(1) 職種グループ別に設計する報酬レンジ
(2) 3つの昇給システム
(3) 2つの降給システムと調整措置
(4) ストックオプション以外のインセンティブは必要か?
(5) 報酬制度における情報公開ガイドライン

 

第6章 スタートアップへの人事制度導入

(1) 人事制度のトライアル運用
(2) 仮等級判定と本等級判定
(3) 人事制度説明会の企画・実施・フォロー

 

第7章 スタートアップの人事制度の運用ノウハウ

(1) スタートアップの人事制度「運用」に対する正しい認識
(2) 「スタートアップらしさ」が詰まった人事制度の運用ツール
(3) スタートアップの人事制度運用に必要不可欠な1on1
(4) スタートアップで人事制度を振り返り、改善するということ