「お金の流れを見える化する」を書いてから、2ヶ月半が経ちました。
先日、たまたま図書館で見つけた林總さん『正しい家計管理』。
自分が過去に実践していた管理の考え方に似ており、且つ自分がうまく言語化できていなかったことがわかりやすく整理されており、「うんうん」と頷きながら一気に読了してしまいました。
この本からの学びを記録します。
原理原則を学べた
本にも記載がありましたが、テクニックではなく、システム(仕組み)、そして原理原則を学べたことが価値でした。
自分にとって大切な言葉は次の通り。※引用です
- 節約でなく、価値あるものにお金を使う
- 行動計画ありき。それを予算化する
- どんぶり勘定は恐ろしい
- 毎月1円でもいいから純資産を増やすこと
- 預金は「義務」
- 家計は一元化すべき
- 特別支出を絶対になめてはいけない
- 予算を立てるというこの作業が、この本でもっとも大切にするべきところ
- 予算というのは、「この1年、自分と家族が何をしたいか」という行動計画
- 削るべきは、一見削れないように見える管理不能支出
- 「減らす」より「やめる」
シンプルに自分たちが何をやるべきか、どう考えるべきか、をガイドしてくれたと思います。
一人合宿で考えた5年先のプランニングで、お金を貯める目的も整理できていたので、正しい家計管理の必要性も高まっており、モチベーションとしてもばっちりのタイミングで、この本を読めたことは幸運でした。
面倒くささは善だった
特に目から鱗だったのは
面倒くささは通常だと「悪」ですが、予算管理においては「善」なのです。
(P130)
のところ。
以前、自分がやっていた家計管理はそこそこ面倒でしたが、成果は出ていました。
ただ、やはり面倒だったのでもう少し効率化しようとしましたが、それがどんぶり勘定に繋がっているようにも感じており、モヤモヤが。
その状態に、このメッセージは刺さりました。
一定の面倒くささがお金の浪費を抑止してくれると。
感覚的にも合点がいく話で、さっそく本に書かれているやり方を実践しています。
現金と封筒を使った予算管理です。
けっこう面倒ですが、自分にはこのやり方が合っていると認識できました。
予算化することで気づいたこと
予算の重要性を理解し、まず7‐12月の予算計画をつくりました。
この数字を試行錯誤しながらブラッシュアップして、2023年の年間予算計画に繋げていく予定です。
予算化したことで気づいたこと、それは固定費が増えていたこと。
そして、その固定費を意識できていなかったこと。
特に詳細を一覧化して合計すると、思っている以上の金額になっていることに驚きました。
さっそく、本当にここにコストをかけるべきか、振り返り、「減らす」よりも「やめる」という方針に基づき、3つの固定費を削りました(やめました)。
いつかやろうと思っていてできていなかったことでもあります。
何となく今のどんぶり勘定だとお金が貯まらないかも、という曖昧模糊な不安の原因は、よくよく考えるとこうした固定費の増加だったように感じています。
以前よりも固定費が増えていることに対して、書き出してみるまで気づけていませんでした。
あくまでも、何となく、の感覚であり、イシュー化できていなかったことは反省です。
面倒くささは善としながらも、いつまで、それくらいの精度で継続できそうか、はまだ見えていません。
今のところは効果・意義を感じて習慣にできていますが。
1-3ヶ月ぐらいの頻度で、小さく振り返ることが良さそうです。