↑ のグラフは、経済産業省「どうなったウッドショック;価格の高止まりが需要を抑制?」より引用。
前回の土地探しと並行して動いている建築士さん探し。
現時点で、4名の方に連絡を取りました。
うち、2名の方とお話ができたので、そのメモです。
① オフラインMtg_120分
事務所に伺い、対面でお話させて頂きました。
アポの経緯、現状、家に対する考え(概要)を伝えました。
先方からもたくさんの質問を頂き、自分たちの思いを言語化しました。
建築士さんが過去・現在で進んでいる設計プロジェクトについて紹介してくれました。
特に、土地探しと設計・工事にかかった時間(スケジュール)の幅について、現実の話を聞けたのが良かったです。
- 土地探しで最短だったのは1週間。見学の1発目で選んだ人もいるが、その方は満足している
- 2-3年、土地を選び、そこから設計に入るケースもある
- 設計に4年近くかかったケースもあった
背景情報まで質問でき、お話することで得られる情報がたくさんあります。
土地探しの大変さはある一方で、急いで土地契約することのリスクも丁寧に教えていただきました。
自分たちでも慎重に考えようと思っている一方で、土地探しのライバルがいる中、焦ってしまう自分に客観的な意見をくれる存在は重要、というか必須なんだということも理解できました。
昨今のウッドショック、建築資材の高騰の話もあり、予算についても具体的なイメージを持つことができました。
② オンラインMtg_75分
次の建築士さんはオンラインで。
自分が「いいな!」と思った住宅があり、その流れで問い合わせさせて頂きました。
上記と同じく、アポの経緯、現状、家に対する考え(概要)を伝えた上で会話がスタート。
こちらのMtgでは、主に土地探しと予算(ファイナンス)に関する話が中心でした。
まず土地探しについて、自分が進めている「ネット情報に掲載されていない物件」についてのメリ・デメを知ることに。
デメリットとして、調査・測量などができていない土地もあり、実際にパートナーを組む建築士さんも含めて、慎重に選ばないといけないという話でした。
本当に、土地(不動産)と建築士さん(設計)に距離があるというか、「離れている」という感覚です。
知らないし、わからないし、情報の非対称性が半端ない。
エイヤーで振り切ってはいけない、と学びを得ました。
もう1つはファイナンスの重要性。
分かっているものの、改めて念を押されて、さらに意識が高まりました。
特に、現在のウッドショックや人件費や資材の高騰に伴う住宅価格のアップについて、思った以上の状態です。
わかりやすく数字で言われたので印象的だったのは
- コロナで3割、今年に入ってさらに3割アップ
- 坪単価140万の覚悟
特に3割×3割では、例えば4000万の住宅(土地代含まない)であれば
- 4000万×3割=5200万
- 5200万×3割=6760万
の計算式であり、コロナ前で4000万だった住宅が今は6760万になるという概算です。
さすがにここまでは考えていなかったので驚きました。
これは確かにファイナンスを考え直す部分が出てきそうだと。
この辺のお金の話について、生々しくお話いていただけたことは良かったです。
自分の驚きもオンライン上で伝わったようで、現実的な進め方や作戦もお聞きできました。
情報収集の重要性をひしひしと感じています。
データで見るとよくわかる
ウッドショックについて、去年の小屋づくりの際、かなり話題に挙がりました。
今調べてみると、当時が状況が変わるタイミングであり、ピークに登るタイミングだったんだと分かります。
この状況を、イチ施主である自分は、見えてなかったんだと今になってよくわかります。
「わからない」状態であることがわかった経験は、今後に活かせそうです。
情報収集すると、どうしても建てる側の情報発信になるので、スタンスの偏りは否めません。
ただ、そこからフェアの観点で情報を捉え直し、解釈を加えるのは自分の役目。
割り切って仮説思考を繰り返すしかありません。
多くの情報ソースで引用されている経済産業省のデータが直感的にも腹落ちしました。
このグラフを見れば、「ショック」と呼ばれる所以もよくわかります。
こちらのコラムも非常に参考になりました。
自分なりに、考えたことは2つ。
先のことはわからない
誰にもわかりません。この先、どう値動きするのか。正解かどうかも。
でも情報収集を怠らず、諦めずに自分なり仮説をもつこと。
自分の取った選択肢を正解にすること。
お金 < 時間
お金は何とかできる一方で、時間は何ともできません。
この原理原則に基づき、無理をせずに意思決定することの重要性を認識しました。
自棄(やけ)になって、勢いに任せた判断は要注意です。