小屋づくり[1] でも書きましたが、元々移住したい気持ちが強く、今も変わりありません。
2018年からの気持ちなので、かれこれこの気持ちと付き合って5年目ということ。
自分の気持ちを整理するためにも、移住への気持ちを書いてみました。
久しぶりに移住の本を読んだ
たまたま Amazon で見つけた『お気軽移住のライフハック100』を読みました。
移住専門誌『LOCOLA』の編集長が書いた本。
最近、こっち系の本をまったく読んでなかったので「うんうん、そうだよね」の感想。
特に、以下の一文が印象に残りました。
日本各地で移住者を取材していて気がつくのは、「いくつもの候補地を挙げて、その中から最適な場所を選んだ移住者は少ない」という事実だ。
宇都宮ミゲル著、『お気軽移住のライフハック100』
主な理由として
- 「どこに住むか」より「何をしたいか」
- 場所をゴールにするとそれがすべてになってしまって慎重になり過ぎる
を挙げていました。
たしかに場所を考え始めると、どこにするか、その理由は何か、自分を納得させる決め手が分からなくなってしまい、日々気持ちが揺れ動いてしまいます。
経験上よく分かります。
それよりは「何をしたいか」が決め手だと。
理由の話とともに、そもそも移住者の多くが複数の候補地から決めているわけではない、という視点は自分にとって大変有意義でした。
場所に対するこだわりを捨てるわけではないけど、こだわり過ぎると進まないと。
なぜ、移住?
「移住」という言葉を使っていますが、移住が目的ではありません。
イジュウとばかり言っていると、移住することが目的化する感覚があります。
移住という行為をしたいわけではありません。
素直な気持ちを表現すると、自然の中で暮らしたい、今の暮らしを変えたい、今に飽きている部分もある、新しい生活をしてみたい、住む場所を変えたい、です。
自分の「何をしたいか」です。
だいぶ抽象的ですが「したいこと」は単純明確です。
一方、今の生活や場所に不満・不便を感じているわけではない、つまり今の環境がクリティカルな理由になっていないからこそ、まだ移住が実現していないのかもしれない、と書いてみて気づきました。
今の環境に満足はしていないけど、不満もない。
だから本腰になれていないのかもと。
だったら、もっと今に不満をもつべきだろうか。
理想とのギャップから、今の不満が出てくると考えると、理想を思い描く部分が足りていないんだろうなという気づきも。
欲がない、とよく言われるし。
あとは、子どものことも。
自分の仕事はクリアできそうですし、妻も移住に共感済み。
唯一、自分たちの言い訳にしてしまっているのが、子どもの環境です。
でも、これって子どもを理由にして、今を正当化しているだけのようにも感じています。
ムズイ。
まずは2拠点で
こんなことをずっと考え続けて、まずは今進めている小屋づくりで2拠点の選択となっています。
着工が7月にずれ込みそうで、完成は9月ごろ。
週末のすべて通うことも難しそうなので、そこはマイペースでぼちぼちとなりそうですが。
本当は今にでも移住(完全移住)したい気持ちは強いのですが、踏ん切りできていない状態。
焦らず4-5年ぐらいのスパンで考えようかな、と改めて思った次第です。