紙に書くことの重要性を常々、感じています。
新卒で入社したコンサル会社のマネージャーから、紙に書くことを教わり、自分でもその効果を感じて仕事の仕方として定着してきました。
いろいろな本の中でも、紙に書くことのメリットを教わってきました。
自信をもって、紙に書くことは自分にとって不可欠な仕事の仕方だと言えます。
ただ、最近テキストでのドキュメント作成が増えている一方、スライド作成が減っている中、紙に書くことが疎かになっているかも、という反省も。
自分の振り返りのために、紙に書くという仕事の仕方を整理しました。
4つのツール
現在、自分は4つのツールを使い分けて、紙に書くという行為をしています。
① 能率手帳 GOLD
毎朝、仕事の開始は「能率手帳 GOLD 」という手帳に書くことから。
前日の振り返りを3行で、あと就寝時間と起床時間、体重。
所要時間は3分程度。
詳しくは、こちらに書きました。
「振り返りの仕組み」
② モレスキン
手帳に書いた後は、ブログへ。
何を書こうか考える際、モレスキンを使います。
前田ヒロさんに「ALL STAR SAAS FUND」のモレスキンを頂き、これがブログの思考整理にマッチしました。
1エントリに1ページの量でまとめています。
③ ニーモシネ
ブログが終わると、(朝食などを済ませ) クライアントの Job に着手します。
その際、マルマンのノート、ニーモシネ(A4 方眼罫 N180A)を使って、思考を整理していきます。
前回(先週)のアジェンダ・アウトプットを確認しながら、今回(今週)のアジェンダ・アウトプットを整理していきます。
A4の横書き1枚にまとめていきます。
この①②③は、毎日のルーティン業務です。
④ スナップパッド
スライド資料をつくる場合、POSTALCO のスナップパッドにA4のコピー用紙をはめて、下書きします。
スライドをつくる工程とスライドを考える工程は、まったく別物。
スライドを開きながら考えることがないように、事前に下書きで仕上げます。
下書きの際は、書き直しが何度も。
1スライドに15-30分ぐらいの時間を目安に作成します。
紙に書く効果
改めて考えると、こちらも4つ思い浮かびました。
① 思考整理
頭で考えたことを書くことで客観視でき、思考が整理されていきます。
何をアウトプットすべきか分からなかったとしても、書き始めれば自然にまとまってくる感じ。
思っていたことが的外れ・筋違いであることに気付くことも多々あります。
周囲にメンバーがいればブレストして、この工程を担保するのかもしれませんが、一人で仕事を進めるには、書くことがブレストかもしれません。
② 悩み解消
書くことで、モヤモヤしていたことや不安に思っていたことが解消されます。
書いてみるとスッキリすること、文面で見ると「大丈夫かも」と思えること、に繋がります。
モヤモヤが集中を邪魔しているなと感じたら、すぐに紙に書きだして「終わり」と自分に言い聞かせています。
これも人に話すとスッキリしたり、忘れることができるのと同じ効果に感じます。
話す人がいないので、自分は紙に書いています。
③ 振り返り
過去の自分が何を考えていたのか、を振り返って客観視しています。
このときも同じことを思っているとか、全然どうでもいいこと考えているとか、自分を客観視するイメージです。
「2度あることは3度ある」のスタンスで同じことを考えているようであれば、その先にも同じことが起きます。
なので、より意識しよう(注意しよう)と。
また過去の自分と今を比べることで、変わっているところと変わっていないところを見つける手掛かりにもなります。
変える必要がなければ、そのまま無視。
一方、これは変えるべきと気づいた点は、意識するようにしています。
④ アイデア
「紙に書く=身体を動かす」という行為を通じて、新しいアイデアが出てきます。
とにかく書き続けると、自分との対話が盛り上がり、あーでもない・こーでもない、という工程を経て、アイデアに繋がります。
そして、このアイデアをクライアントにぶつけ、さらに議論されて最終化されていきます。
結局、一人の頭で考えることには限界がありますが、クライアントにぶつけるまでに最善の案をつくるのが自分の役目であり、紙に書くという行為は外せません。
自分に対するフィードバック
時間の制約から、スナップパッドのスライド下書きが疎かになっているかもしれません。
時間がない、というよりは、まとまった時間の確保ができなかった場合、スライド作成が先送りされるケースがあります。
テキストでまとめることのメリットもありますが、スライドのメリットも忘れないように。
スライドに時間をかけるだけで仕事をした気になってはいけませんが、複雑な事象をわかりやすく図解したり、イメージ図に落とすことは効果的です。
テキストでは見えなかったことが見えるようになります。
もっとスライドをつくれ、とは言いませんが、妥協しないようにしましょう。
そのために、まとまった時間をつくることも大切です。
以前より、スライド作成
紙に書かないと仕事にならないと、改めて気づきました。