最近、オンラインではなく対面での打ち合わせを増やすようにしました。
「オンラインでも(対面でも)変わらない」という声も聞きます。
その人にとって変わらないことは真実ですが、自分にとっては変わると明確に気づきました。
往復6-7時間をかける価値がある
自宅から都内のクライアント先に車・電車・徒歩で移動します。
片道3時間強、往復で6-7時間はかかっています。
毎日、この移動を繰り返すことは難しいですが、週1もしくは週2なら何とか。
週2の場合は、ホテルに宿泊することもあります。
1年前などは、週1も出張することはなく、月1回、多くても2回程度でした。
これでも仕事をやっていくことはできたのですが、本当にこれでいいのか、という迷いがありました。
今でもクライアントの意向で打ち合わせをオンラインにしているケースはありますし、「どちらでもいいですよ」とおっしゃってください場合もあります。
一方、「できれば対面で」と希望を伝えてくれるケースもあります。
これまではクライアントの意向を第一に対応してきました。
ただ、最近は自分からクライアントに「負担のない範囲で、できれば対面でお願いできればと思います」と伝えるように変えました。
時間的な制約があるので、すべての打ち合わせを対面で実施することは難しいですが、半分ぐらいは対面で実施するようになっています。
移動時間は、仕事、読書、食事、ぼーっとする、のどれか。
読みたい本があれば読書であっという間に移動時間は過ぎていきます。
普段、自宅で仕事をしており、ジョギングや庭いじり、子どもたちの送迎以外、ほとんど外出しない自分にとって、出張は気分転換になっています
帰り路、真っ暗な田舎道を車で移動することも大切な一人の時間です。
対面の方が成果につながる
なぜ、対面でお願いするか。
主要な理由は、対面の方がオンラインよりも成果が出るからです。
これは5年近くオンラインでの打ち合わせを主としてきた自分が気づいたことです。
すべての仕事に当てはまるとは思いません。
しかし、自分の仕事、組織人事を通じて経営にアプローチする仕事では、圧倒的に対面の方は成果につながります。
信頼関係の構築には、対面での顔合わせが必要かつ重要です。
議論の場でも、相手の一挙手一投足やチームの雰囲気から無言の意見を感じ取る必要があります。
オンラインでも一切できないわけではありませんが、全体像や空気感といった情報には雲泥の差が。
会議室だけでなく、オフィスの雰囲気も肌で感じることで、後で点が線となり、面となっていく情報源となります。
一次情報がすべてです。
移動時間も結構かかるので、事前に余裕をもった準備も必要となります。
オンラインであれば、打ち合わせの1分前まで資料を作り込むことができます。
でも、お分かりのようにそんなことをやっている限り、アウトプットの質は低いまま。
余裕をもってアウトプットし、移動時間にぼっーとしながら自らのロジックを批判的に考察する。
このプロセスを経ることで、対話の質が上がります。
落ち着いて、自分の意見に反論し、さらに反論し、精度を高めていきます。
対面の打ち合わせを通じて獲得される強制的な移動時間は、仕事の質を高めてくれる仕組みなのです。
作業であれば移動時間を削って作業時間に当てた方が成果に繋がります。
一方、自分の仕事は組織を動かすことなので、作業の沼にハマるとまったく成果(価値)には繋がりません。
”楽しい”から
成果につながるということは、クライアントに貢献できているということ。
貢献できているから、仕事を楽しいと思える。
だから、対面での打ち合わせを増やす。
とてもシンプルなロジックだと思います。
仕事は自分のためではなく、相手のために行うもの。
相手が価値を感じてこそ、仕事は成立します。
自分のためにやっていても、仕事にはありません。
一時的に対価はもらえたとしても、継続しません。
オンラインでの打ち合わせは効率的だし、相手にとっても自分にとっても楽なので、魅力を感じます。
でも、このままだだと先細っていくと強く感じていたことも事実。
オンラインだけが理由ではないけれど、その割合を大きく占める理由にはなります。
だから、この半年程度で考え方とスタイルを変えてみました。