本を1冊書き上げるのにかかった時間は、462時間

税理士さんとの打ち合わせ。

初めの雑談で「先日、近所の書店で金田さんの本ありましたよ。パラパラと見ましたが、結構な量でしたね。あれ、書くのに何時間かかったんですか?」と聞かれ、「うっ。把握していなかった、、、」という流れになりました。

早速、タイムチャージシートで計算。

 

462時間

2023年10月からスタートし、11月から着手、1月末に初稿、ゲラチェックを経て、何度か書き直し、4月末で完了、5月下旬に発売というスケジュールでした。

 

▼月別の所要時間

10月11月12月1月2月3月4月合計
733106181276741462時間

 

10月に、編集者の方とお打ち合わせ。

目次を考え、11月にかけて構成を整えました。

12月から本格的に書き始めましたが、文章を書くのが上手でなかったため、手探りで。

年末年始の休みは1日ほど。

子どもが家にいるので、近くのジョナサンが仕事場になりました。

12月から1月にかけてが最もキツイ時期でしたが、1月末の入稿で一段落するとの思いで、コミット。

絶対に締切までに仕上げると強い気持ちで向き合いました。

ほぼ書き切った1月末までで327時間でした。

2月から修正加筆。

3-4月で思い切って修正した部分もありますし、編集者の方から素朴な質問やフィードバックをいただき、ハッとさせられながら仕上げていきました。

無事に5月の発売へ。

 

年末年始が大変だった

本格的に一人で執筆するのは初めてだったので、時間の見通しが立たず、常に不安な状態で過ごしました。

特に12月から1月にかけて、「本当に間に合うのか?」「いや、そもそも本当に書き切れるのか?」と自信が揺らぐことも。

「何とかなるだろう」と心の底では思っているものの、この時期、移住を決断したタイミングでもあり、忙しさが半端ない状態でした。

1月末、都内のマンションのキッチン前のところで、17:50ごろに編集者の方にメールで原稿を送ったことを今でも鮮明に覚えています。

 

初めての仕事って、やはりチャレンジングです。

こういうのを無難にできてしまう才能も実力もないので、いつも這いつくばって、粘って、粘って、何とか、といった感じです。

綺麗に一本背負いなんてできません。

寝技タイプです。

 

一番きつかったのは、年末年始がほぼ執筆の時間だったこと。

10月ごろは想定しておらず、12月になって「これ全部突っ込まないとまずいかな」という気づきからスケジュールが決まっていきました。

子どもとの時間が取れなかったことは、申し訳ないなと。

おそらく、自分も切羽詰まって機嫌もよくなかっただろうし、、、

すいません。

 

次の機会があれば、、、

もし次の機会があれば、もう少し企画・構成のところで時間をかけてもいいかもしれません。

今回は、ブログをベースに企画・構成していきましたが、途中で見直しをかける部分があり、悩みの時間が増えてしまった反省があります。

また、文字数のざっくりとしたイメージは編集者の方から教えてもらっていたのですが、その数字をクリアすることに意識がいってしまったタイミングもありました。

急にうまく書けなくなってしまい、文字数を取っ払って、自分の書きたいこと、伝えたいことを素直に考え始めたら、ブレイクスルーできた感覚があります。

最終的に、手元にある原稿では18万字程度でした。

 

あ、あとこれはミスというか反省として、後半の図表の作成を後ろ倒しにしてしまったことがあります。

文章を書き続けると、図表はまた違った脳の使い方になるので、まとめて後で対応しよう、と「逃げ」が。

まんまと自分はこの状態に陥りました。

問題は、常に頭の中で「図表どうしようかな」「図表いつやろうかな」「図表と文章、整合するだろうか」といったモヤモヤが生じてしまい、心の健康が脅かされることです。

これは本当によくなかった。。。

 

まずは、企画・構成に時間をかける。

ジャブ、ストレート、フック、ボディとなるメッセージを決める。

図表は先にバァーっとつくる。

書く、書く、書く。

確認依頼し、細かくフィードバックを受ける。

書く、書く、書く。

 

この流れが大事かと。

あと、これはできるかどうかわかりませんが、スタートダッシュできるといいかもしれません。

締め切り前の期間を10としたら、2-3ぐらいで8割ほどを書き切れている状態を目指す。

スタートは、結構大変かもしれませんが、残りの8の期間で2割を対応し、ブラッシュアップを繰り返す。

これが理想かもしれません。

うん、これが理想だ。

次は、これでやろう。

 

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