2023年4月7日(金)を最後に、朝のルーティンから「しないことリスト」の確認をやめました。
更新しながら確認していたのですが、「しないこと(やらないこと)」を書いていても、やってしまうことがあったり、形骸化まではいかないまでも、しっくりきていないような気もしており。
今の自分には合っていないのかも、との感覚でスッとやめてみました。
それから2ヶ月半。
やめたことに対して違和感はありませんでした。
言語化が難しいのですが、「しないことリスト」に書かれていることはしていないし、逆に「やりたいこと」を積極的にできているようにも感じます。
単に「余白」が増えたからかもしれません。。。
「しないこと」ではなく、「やりたいこと」もしくは「やること」「やったほうがいいこと」「意識しておきたいこと」といったポジティブな言い回しで、折に触れて振り返るぐらいがちょうどいいかも、と思っていたら、以下の本で「なるほど」となりました。
肯定文に含まれている単語は「やったほうがいいこと」なので、プラスのイメージが連想され、そのイメージに反応して無意識に動作や行動が変わる。
『時間最短化、成果最大化の法則』木下勝寿
以下の具体的なエピソードは、とてもわかりやすかったです。
ある高校野球の監督は「変化球に手を出すな」ではなく「ストレートを打て」と指示する。
なるほど。
完全アグリーである一方で、ちょうどその数時間前に読んでいた雑誌「Number」で落合監督のエピソードも思い出します。
野村監督の対比で落合監督が語られる中、年に3回ぐらいしかミーティングをしない落合監督がミーティングで選出に伝えたこと。(秦真司コーチ談
「今年はとにかく低めのボールは降るな。低めの見逃し三振はOKだから」
Sports Graphic Number1058・1059合併号「似て非なる名将 落合博満と野村克也。
痺れるな。
自分の頭で考えると、「しないこと」を伝えるには、とにかくシンプルにストレートでなければいけないということ。
ましてや、リスト化して複数に及ぶものは自分には効果が低いんだろうなと。
ポジティブなやることリストも同じかもしれない。
とにかく絞って、フォーカスしていないといけないんだろう。
1ヶ月、1シーズンに1つぐらいの「方針」と呼べるものが、ちょうどいいのかもしれない。