移住、「ダメだったら戻ればいい」という気持ち

移住から約2ヶ月。

周囲の方々にも恵まれて、快く暮らしています。

子どもの友だちのお父さん・お母さんと知り合うこともあり、昨日は雨の中の出会いがありました。

 

自分たちの移住に対して、ポジティブに語ってくれたり、ご自身の暮らしや今に至るまでのプロセスを教えてくれたりと、おしゃべりの時間ができました。

 

そんな中、「ダメだったら戻ればいいんですよ」という言葉。

自分に言い聞かせていた言葉も、既に風化していたので、ハッとさせられました。

 

移住(引っ越し)を考えたのは5年前

自分たちの考えを振り返りと、移住を考えたのは2018年3月。

当時はコロナ前で、リモートワークでもなかったため、仕事がネックでした。

そこで、週末移住を考えました。

 

 

ただ、そのころから自然への回帰や子どもの環境を考えると、ここ(都内)ではないな~という気持ちでした。

 

移住セミナーに行ったり、家や土地を見に行ったり、地場の工務店さんにお話を聞いたり、体験住宅に泊まらせていただいたり、とりあえずできることをやってみましたが、仕事と資金(予算)を考えると、今は難しいなと。

今振り返ると、当時は「夢」を見ている感覚が強かったかもしれません。

やってやれないことはないが、一方で「失う」というか、結果としてポジティブでない側面にぶち当たっていたかもしれません。

 

そのときに決断していれば、また違った今があるわけで、それを正解にするよう動いていただけではあると思いますが。

 

苦節5年。やっぱり行こう。ダメなら帰ってくればいい。

そんなこんなで5年が過ぎ、コロナも経験し、生活は結構変わりました。

今(2023年)に判断しないと、あと2年はズレる。

そんな思いで、今やるしかない!と結論するも、「いや、、、」というより戻しが常にありました。

 

そんなとき、自分に言い聞かせていたのは、「ダメなら帰ってくればいい」ということ。

考えていても、やってみないとわからない。

これが正直なところです。

 

でダメだったらどうするか。

帰ってくればいい、それだけでした。

でも、子どもの環境を考えると、それもどうなのか。

もちろん悩みましたが、悩んでもわからない。

 

ダメなら帰ってこよう。 

その気持ちで1-3月を過ごしていました。

 

でも、4月から生活が始まり、色々とやることも多く、適応することで時間は過ぎていきます。

既に「ダメなら帰ってこよう」なんて考えることすらなくなっていました。

 

だから、昨日、子どもの友だちのお父さんに言われたときの感覚。

忘れ物をしていたことに気づいたときの、あの「ハッ」とする感覚があり、そうだった、と。

忘れてた。

ってことは、なんとかうまくやっているということなのかな、と振り返りました。

 

ダメで帰るとなったら、どうなっていただろう

今でも可能性はゼロではない前提で、もしダメだったら。。。

 

すぐに帰るのは難しいと思いました。

子どもの学校環境の節目を見て、別のところへ行くことになっていたと思います。

ただ、元の場所に戻るかというと、そうでもなさそう。

 

別の暮らしやすい場所を探しているようにも思います。

今、コンクリートジャングルの中に戻るのは、自分の身体が受け付けないでしょう。

 

住む場所を変えると、ここまで自分も家族も暮らしも変わるのかという気持ちです。

仕事の柔軟さがなかった昭和・平成では考えられない働き方かもしれませんが、確実に時代は変わっているものです。

 

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