最近、よく質問されます。
「どんなクライアントさんと仕事がしたいですか?」と。
主に2つあります。
「知」の循環ができる
人事制度の設計・運用を共に進める中で、自分自身に学び・発見があり、他のクライアントやブログを通して、その「知」を循環できるかどうか、です。
自分がもつ人事制度の「型」を使い、スタートアップ組織へインストールしていきますが、各所でクライアントのこだわりや物の考え方・見方、価値観が反映され、Something New がうまれます。
設計フェーズだけでなく、もちろん運用フェーズでも。
この新しい「知」を自分が再整理し、「型」へと落とし込んでいく。
そして、それを他のクライアントでも提案・実践したり、ブログで発信していく。
このサイクルが、自分+スタッフ2名でできる最適な生き残り戦略であり、クライアントにとっても価値を感じていただける仕組みだと、今は考えています。
なので、Something New がうまれないプロジェクトはできません。
自分の提案内容に対して、精査されず、フィードバックもなく、とりあえず制度だけ欲しい、というスタンスでは、「知」を循環することができないので。
HRT がある
『Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか』からの引用です。
Humility:謙虚
世界の中心は君ではない。君は全知全能ではないし、絶対に正しいわけでもない。常に自分を改善しよう。
Respect:尊敬
一緒に働く人のことを心から思いやろう。相手を一人の人間として扱い、その能力や功績を高く評価しよう。
Trust:信頼
自分以外の人は有能であり、正しいことをすると信じよう。そうすれば、仕事を任せることができる。
以前書いた「相性が良い会社とそうでない会社」も、一言で言ってしまえば HRT です。
「知」の循環と HRT は両輪
2つはマスト要件です。
どちらかが欠けていれば、仕事を続けることはできません。
ただし、この2つはプロジェクトを進めてみないとわからない部分があります。
ここが難しいところ。
もちろんクライアントの事業の成長可能性も見ますが、正直、限界があります。
個人的には「知」の循環と HRT が両輪で回る会社は、事業も成長するという考え方です。