パレート・パーキンソン・ピーターの3つの法則

人生設計にも、仕事の仕方にも強く意識している3つの法則が、これです。

 

①パレートの法則

20%の原因が、80%の結果につながっていること。

逆に、80%の原因は20%の結果にしかつながっていないこと。

前者の80%に貢献する20%を明らかにして、その20%にリソースを集中投下することで成果や成長(変化)を最大化していきます。

後者の20%にしか貢献しない80%のプロセスは徐々に排除・廃止していきます。

仕事の棚卸しをすると、このパレートの法則がきれいに浮き上がってきます。

80%の原因を取り除く作業は、リスクを感じたり、断るコミュニケーションが伴うため、やや気が引けますが、その先の身軽さと爽快さを知れば、意思決定できるようになりました。

言われてみると、そうだな、と気づくことがあるので、常に強く意識しておくことが大事です。

 

②パーキンソンの法則

作業が終わるのは「締切」であり、締切までやることは無限に増やしてしまうという法則。

だから、2つのことを実行しています。

 

締切は自分で決める。

締切は最短にする。

 

この2つを守れば、作業量は最短・最少になります。

この納期管理をするためには、日々、時間的な余白をつくっておくことも必要。

昔、余白のことを「リダンダンシー」と言っている方がいて、この言葉もよく記憶に残っています。

毎日、一定の余白をつくることで、締切を自分で決めて、最短にできるようになります。

 

もし、余白がなかったら、オーダーに対して曖昧な受け答えになってしまい、それを不安に感じた相手が納期を提案(決める)することになります。

即断・即決・即実行で、フィードバックを受けて改善、そして終了です。

このサイクルをコツコツと実行することが自分には重要です。

 

③ピーターの法則

ヒエラルキー型の組織で出世していくと最終的にパフォーマンスが発揮できない無能なポジションに落ち着くということ。

ただ、自分はこの法則の本質は別だと理解しています。

要するに出世する人は、上長の期待や指示に対してコミットを示し、その結果を出してきた方。

その結果として昇進します。

昇進先でも同じく、言われたことを完遂し、成果が認められる。

最終的に、自分が上長のポジションとして期待を示す役割になった瞬間、今まで指示されていた立場から指示する立場になります。

ここで非連続に変化できないマネージャーが無能化するという意味です。

 

要するに、思考停止の近いまま成果を残してきた人材を昇進させてはいけないということ。

Howだけでなく、Whyまで自分の頭で思考しているか。

組織に組み込まれると、考えているようで全然考えていないケースは多々あります。

視野・視座・視点に違いが生じるのは、この思考の量と質に紐づきます。

 

言われたことをやる場面も必要かもしれませんが、自分の頭で考えてモノゴトを前進させること。

その結果を振り返り、改善し、変化していくこと。

この成長モデルを実践できてこそ、仕事と言えます。

 

自分は怠け者なので、この3つの法則を叩き込んでおかないと、すぐに腐ってしまうため、毎日意識するようにしています。

 

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