ひとり起業において、経済的な独立を果たすこと

ひとり起業すると、自分で自分の給与を稼ぎ、食べていかないといけません。

売上を安定化させることが大事であり、そのことを「経済的な独立」と考えました。

莫大な資産を築くことも「経済的な独立」と言えますが、まずは第一歩目として、売上の安定化としました。

一朝一夕でできることではありません。

しかし、安定化させることでひとり起業のマインドや運営が変わってくることは事実です。

実際にどんな変化が起きるのか、をメモしました。

 

仕事を選べるようになる

以前は、どんな仕事でも引き受ける前提で話を聞いていました。

様々な経験をするために、このフェーズは必要であり、重要です。

しかし、その中には他の仕事にも影響が及んでしまう副作用の強い仕事もあります。

そういった仕事はブロックしなければなりません。

 

また、敬意や尊重に欠けるような仕事を引き受けることもマイナスがプラスを大きく上回ってしまいます。

「時間は有限だから」という理由ではなく、気持ちよく全力で仕事に取り組むためにも、誰と仕事をするか、は大切です。

単に相性の問題なので、癖のある自分ではなく、スマートな別のプロフェッショナルと組んだ方が相手にとっても有益です。

そのため、きちんとこちらも意思を示しています。

 

余白(余裕)が新しいアイデアにつながる

売上の安定度が高まることで、余白ができます。

時間と心の余白です。

この余白をうまく使えるようになると(例えばインプットを増やしたり、何もせずボーっと考え事をしたり)、新しいアイデアを思いついたり、実践したりできるようになります。

1時間で終える作業を、5時間かけられることでたくさんの寄り道ができ、その過程で今までは思いつかなかったことを考察できます。

別の言い方をすれば、暇が Something New を生み出すイメージです。

 

また、時間と心の余白があることで自らフィードバックを求めることもできるようになります。

余白がないと、なかなかこれができません。

フィードバックの結果、問題や手戻りが発生するかもしれないためです。

フィードバックは、(相手次第ではありますが)品質を前進させてくれます。

わかりやすい「改善」の気づきを与えてくれることもあれば、「そもそも」といった本質的な問いを添えてくれることもあります。

経験を積むほど、フィードバックをもらう機会が減ったり、受け入れるマインドも削られてしまうため、フィードバックを受け取るトレーニングがてら、自らフィードバックをもらうように仕掛けることが大切だと考えています。

 

単価を上げることができるようになる

鶏と卵の関係ですが、売上が安定化してくると、単価を上げることを実験することができるようになります。

単価を上げてきたことが売上の安定化の原因でありますが、安定化がさらなる単価アップのマインドを醸成してくれます。

もちろん、上げ過ぎれば、その流れの悪さを感じて下げる圧力になりますが、この試行錯誤する余裕こそ、売上の安定があるからこそ、なせる業です。

 

自分のようなひとり起業&コンサルの場合、単価が事業存続の生命線です。

いきなり高い単価で勝負することはできませんが(できませんでしたが)、徐々に価値を高めて単価を上げてきました。

その結果、価値も昔よりも高められていると思います。

 

自分だけがいい思いをするのではなく、クライアントへの貢献を第一に考え、その結果として自分の評価につながる。

ここにも、シークエンスの観点がありました。

 

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