「圧」を感じることがあります。
無意識のパワハラに陥らないように注意しなければなりません。
自分なりの視点で、その原因を考えてみました。
声の質
フィードバックしても直らない可能性はありますが、声の質で「圧」を感じます。
怒りに満ちているというか、相手をえぐるというか。
自分の声を録音して聞くと「うわぁ」となる通り、自分の想定もしくは理想とはだいぶかけ離れています。
自分の声が相手にとって、どういう耳障りなのか、自分で感覚を持っておくことも大事かもしれません。
意識することはできます。
少しでも気分の良さそうに声を発するだけでも、だいぶ印象は変わると思います。
あと、個々人で苦手な声質があると思います。
そのゾーンに入らないように注意したいところです。
ほぼ思い込み
「圧」には、「思い込み」のパワーが入っています。
これがマウントにもつながってきます。
具体的には、定量的に少数の意見を多数の意見であるかとのごとく、話すこと。
1-2割の方の意見を、さも8-9割の意見として、堂々と語ってきます。
そこに証拠(事実)は、ありません。
「うっ」となっていますが、よくよく考えると「これって誰の意見だろう」と気づきます。
ただし、「圧」に慣れていないとそのまま流されてしまい、気持ちがダウンしてしまいます。
相手のペースに飲み込まれず、冷静に「本当?」という視点で考察することが大切です。
一歩目から、きつい
話し始めると、いきなりえぐってきます。
奇襲を受けたように感じてしまうため、相手のペースにのっかってしまい、自分のぺースを掴めません。
普通なら「前置き」があるところですが、そういった配慮がない。
困ったものです。
奇襲を受けても慌てないことが大事。
そこに本質も真実もありません。
しっかりと自分の頭で考えれば、ごく少数の偏った意見であることが簡単に理解できます。
バランスがない
コミュニケーションには押し引きがありますが、「圧」の方は押すだけです。
「悪い」と決めつけたら、「悪い」ことだけに注目します。
なぜなら、それが「正しい」と思っており、それこそ自分の役目だと感じているため。
使命を感じていることが、相手にとって「圧」になってしまうのです。
バランス感覚がないことを相手にフィードバックしても、なかなか理解されないので、議事録を読み合わせながら、事実を振り返りましょう。
話が長い
なかなか話が終わりません。
同じ話を繰り返すこともあれば、同じ意味を別の表現で、長々と伝えてくれます。
「もうわかったよ」と思わせるくらい。
これがボディブローのように効いてきます。
自分の意見を述べる気力を萎えさせるというか、正直関わりたくないな、うっとうしいな、と。
相手は意図していませんが、結果として相手の思うつぼです。
自分の話が長いとは思っていません。
基本、自己認識ができていないので。
この辺のフィードバックから少しずつ始めるのがいいかもしれません。
言いっぱなし
「で、どうしよう。。。」と、思慮深い人ほど自責で考えてしまいます。
あなたに責任は、まったくありません。
土俵から、すっと降りることが大事です。
Next をこちらで受け取ってはいけません。
当人に Next を求めていきましょう。
当人は「やり切った」と思っていますが、そこで終わってはいけません。
何も始まっていないし、終わってもいません。
余韻に浸る前に、「で、どうしましょう?」と。
これも大事なフィードバックです。