移住から1ヶ月半ちょっと。
移住前と今で、家に対する考え方がだいぶ変わってきていることを自覚します。
移住前だと、「景観重視」でそのための犠牲を受け入れようと。
よく考えると、暮らしてもいないし、その土地を知らないがゆえ、「景観」しか頭になかったとも思います。
でも、実際に住んでみると「景観」ももちろん一定重要なのですが、子どもを含めた家族の生活を最重視するようになりました。
意識しているつもりではあったものの、あまり重視されていなかったかもと。
また、自分が思っているほど自分は器用でないし、過信しているだけでしかないことも感じました。
経験していないことを、何とかなると思って実行することは、運でしかない。
たまたま自分は、その運が良かっただけで、環境に恵まれていたんだということもわかりました。
外に出てくる情報は、ほぼ「成功体験」。
なかなか生々しい失敗体験は出てきません。
また、失敗体験も美化されているものばかり。
自身にとっての「利」が描かれているものとの取捨選別が必要です。
そういう意味では、自分は才能も能力もたかが知れているので、無理しないことが大事そう。
得意領域を見極め、得意でないことに正当化を促す自信をもってはいけません。
生活・暮らしにハイリスク・ハイリターンは危険。
ローリスク・ミドルリターンを目指した方が「無難」が必要な自分にとってはマッチしています。
メリットよりもデメリットに目を向け、現実の問題として捉えることが、家づくりには必要だと考えるようになりました。
「何とかなる」かもしれないけど、そこに時間と労力をかけることは、今の自分の戦略とは違いそうです。
「程々」でいいと思います。
自分を客観視すると、キャズムでいうところのレイトマジョリティとラガードの間の人間。
決して、アーリーアダプターではありません。
イノベーターなんて、もってのほか。
逆に、このスタンスが今の納得感・満足度にもつながっているように思いました。
無理しない。
簡単なことからやる。
明日できることは明日やる。
身の丈に合った暮らし・生活が、自分の生き方には合っているんだろうと思いました。