初めての出版に向けて執筆を開始したわけですが、今思い返すとスタート地点で大きな反省がありました。
自戒を込めてメモします。
「焦り」があった
経験がなかったため、手探りで開始した執筆。
期限までに書き上げなければいけないという「焦り」がありました。
はじめに分量(ページ数・文字数)は擦り合わせていたため、本当にこんなに書けるのだろうか、と不安を抱えてのスタートでした。
一度経験をした今であれば、どういう進め方でやるのがいいか、は何となくわかるのですが、当時はもちろんわからず。
そんな焦りから、執筆の中盤から後半あたりで企画が甘いけど、書き始めてしまう場面があり、結局自分の推敲によってやり直す箇所がありました。
「焦り」のせいです。
「計画」を意識し過ぎた
今回、初めての執筆で自分が守ったことは納期。
編集者の方と約束した納期には絶対に間に合うように進めました。
初校や再校についても、すべての期限を守り、提出することができたことは良かったです。
一方、上記の「焦り」の原因になってしまったことが、「計画」への意識。
納期を最優先で守るため、いつまでにどれくらいの分量を書き上げておく、という自らに課した計画が今思えば「焦り」につながってしまいました。
当然、計画通りに進まない場面があり、遅れが「焦り」を引き起こします。
仕事に「焦り」は禁物。
最も避けなければいけません。
追われる気持ちで、年末年始も休みなく、書き続けてしまったことは美化してはいけない苦い経験です。
「企画」に時間を使うべきだった
初めての執筆では「計画」に時間も意識も使い過ぎたかもしれません。
そうではなく、もっと「企画」に時間を使うべきでした。
当時は十分、「企画」に時間をかけたつもりでしたが、もっとリソースを投下しても良かった、と今だから思えます。
致命的な失敗とまでは遠い及びませんが、一度経験したからこそ、感じられることであり、自分によっていい経験となりました。
きちんと「企画」ができており、ストーリーが組み立てられていれば、書くことは問題なくできることがわかりました。
文章力・語彙力は鍛えないといけないことは自明ですが、この「企画」の重要性を体感できたことが自分の成長につながったと感じています。