コンサルティングの現場で、師匠からフィードバックされたことです。
自分の性格として、面倒なことは苦手、無駄なことをしたくない、ショートカットしない、楽したい、がゆえに落としどころを、ついつい考えてしまいがち。
意外と、その筋も悪くなかったりすることもあり、その手法に安住してしまうこともありました。
ただ、本当にそれでクライアントからFeeをもらっていいのか、恥ずかしくない仕事をしているのか。
自分一人では、怠けてしまうものです。
前職では、しつこく、厳しく、フィードバックして頂きました。
当時は、面倒な気持ちにもなりましたが、「確かに」と納得する部分もあって、意識するようになりました。
その指導が、独立後に本当に役立っていると感じます。
一人でモノゴトを考えないといけない場合、自分でツッコミを入れて、自分でフィードバックをして、自分でダメだしをしないといけません。
そのとき、焦って落としどころを探そうとせず、思考・思索することで、自分のヌケモレを防止したり、新しいアイデアを思いつくことができます。
もちろん、スピード重視の場合は、落としどころからの仮説思考も必要ですが、ケースバイケースで使い分けています。
師匠からすれば、まったく成っていないと一蹴されてしまうと思いますが。
こうやって振り返ると、自分の強みを伸ばすのではなく、弱み(弱点)を改善することは、相当きつい修行ですが、大事だったなと思います。
自分は、「強みを伸ばす、弱みは補完する、それが組織」と理解してきた節がありますが、最近、弱みの改善から逃げてはいけない的なことを、よく目にする機会があるなという印象です。
話し合いの中で聞くことは少ないのですが、本で読む機会があります。
今思うと、言われてみると・・・という感覚です。
自信をもって、周囲にメッセージングすることまでできそうにないですが、自分の中では比較的、納得感のある考え方かと思いました。
「弱み」というか悪い癖や習慣、逃げ、妄信を改めることと定義するのが適切かもしれません。