調べものの仕方

最近の自分はできていません、という言い訳からスタートして、過去を振り返りながら書いていきます。

たくさんの試行錯誤の結果、次のやり方が最も成果につながったなと。

勘所をまとめました。

 

自分は何を調べようとしているのか、というゴールを定義する

「~」について調べておいて、もしくは「~」について調べないといけない、となった際、本当に自分に必要な「知」が何かを定義しないといけません。

そのために、まず自分はノートに書きなぐります。

 

・何を知りたいのか。

・わからないことは何か。

・なぜ、知りたいのか。

・なぜ、こうなっているのか。

・どうして、こうでないのか。

・この言葉の意味は何か。

・なんで、こうなってるの。

・どこまで調べるか。

・調べるのに、どれくらいの工数をかけられるか。

・どうやって調べたら良さそうか。

・どんな本がありそうか。

・本棚で言うと、どの場所に置かれているか。(経営?戦略?組織?自伝?古典?マネジメント?リーダーシップ?心理学?人事?労務?人材育成?福利厚生?教育?マーケティング?自己啓発?スキル系?法務?など)

・論文とか、学術的な領域で参考になるものはあるか。

・この領域で第一人者は誰か。

・段取りどうするか?

 

とにかく、今自分が知りたいこと、わからないことを徹底的に洗い出し、ターゲットを決めます。

 

本を探して、知りたいことを探す(読まない)

知りたいこと・わからないことのターゲティングができたら、本を探します。

Amazonや図書館のデータベースで関連しそうな本を片っ端から探していき、メモする流れです。

本屋の在庫を調べ、現地で購入するもの、ネットで購入するもの、図書館で借りるもの(売ってない本とか)を整理し、いざ購入へ。

 

ケチらず、迷わず購入です。

4000円の本を買って、10ページも読まないなんてザラ。

躊躇してはいけないポイントです。

これをやるから、他の人と差がつくんだとわかります。

 

最低でも10冊、できれば20冊、それっぽい本を揃え、気持ちとノート・筆記具を整え、いざ着手。

これをリサーチする前日の夜あたりに急いでやっていました。

丸善に行って、お店が締まるまで粘って本を探した過去が懐かしい。

当時は、相当苦しかったですが、、、

 

イメージとして、この20冊のリサーチを翌日のAMの4時間ぐらいで片づけたいところです。

ポイントは、読まないこと。

目次を見て、あたりをつけて、調べます。

自分の知りたいことやわからないことを見つけに行きます。

 

慣れてくると、事前にノートに書き込んでおいた内容が、そのまま本に載っていることに面白さを感じたり。

ノートに「なぜ~なのか?」と書いてあるとすると、本に「なぜなら~だからです」と書いてあるのです。

そこをマーカーで線を引き、ノートに書き込んで整理します。

これを20冊分でやると、わからなかったことが、少しずつわかるようになりますが、まだ足りません。

もっとこういう情報が欲しいとか、さらに「なぜ」が出てたり、原因と結果が逆になっており、そもそも自分の自分の仮説が違っていたり、本同士で意見が反発していたり。

頭が混乱してきます。

もう1日、リサーチを追加するか、この状態でネクストステップに進むか、時間を考えて判断することになるでしょう。

追加でやるとしても、あと1日ぐらいです。

あとは走りながら付け加えていきます。

 

調べていて面白いのは、多くの本で同じ展開・論調であること、いくつかのパターンにわかれること、一切に言及がされていないこと、といった3パターンぐらいに分かれてくることです。

一切に言及されていないことは、その関連する本とは違った本でアナロジーを使う必要があります。

起源を探り、似たような話を見つけ、類推していきます。

 

自己満足に近い感じで類推は進みますが、ここに発見があったりするもの。

抽象的な話かもしれませんが。

 

構造化する

調べた内容を構造化します。

構造化って何だ、と自分も思っていましたが、その記事はまた別の機会に。

ここでも、何度も紙に書いては紙を捨て、また書き、・・・と苦しい状況です。

 

キャリアが浅いと、本当にこれで大丈夫なのか、終わるのか、やばくない、という焦りから、胃がキリキリしてしまいますので、慣れが必要です。

 

もちろん、うまくいかずにやばい状況になれば、寝ずにリサーチを繰り返すことに。

それは嫌だ、という気持ちで取り掛かることが大切です。

追い込まれる状況こそ、人が成長するタイミング。

 

その経験の機会は、自分の場合、好きの延長ではおそらくできません。

仕事という強制力がなければ、絶対にやらないと思います。

センスも才能もないので。

 

Share this…