【オプション比較】目標設定の目線(基準)

目的

  • 目標設定を通じて、組織目標の達成や人材育成を促せるようにする
  • 評価者間で目標設定の目線(基準)がズレないようにする

 

オプション

  • 【案A】現在の等級(の等級要件を基準に目標設定する)
  • 【案A】現在の等級(の等級要件を基準に目標設定する)
  • 【案C】現在の年収(を基準に目標設定する)

 

比較検討

判断基準【案A】現在の等級【案A】現在の等級【案C】現在の年収
①評価者へ公開する情報〇(等級のみ)〇(等級のみ)△(等級と年収)
②目標の目線合わせのしやすさ
③ストレッチした目標設定の促進
④目標設定や人事評価に対する被評価者の理解や納得感(説明のしやすさ含む)
⑤年収に合わせた期待の設定(同一等級でも目標差をつけやすい)×
⑥モチベーションへの影響〇(負の影響は無し)△(未達が増える傾向)△(未達が増える傾向)
⑦評価者の説明責任の果たしやすさ(運用負担)

 

コメント

オプションA を推奨。

オプションB は、制度に対する不満が出やすかったり、昇格者の未達傾向が増えるため避けたい(未達が続けば、メンバーのモチベーションは下がるのが普通。もしくは達成も未達も意味をなさなくなる)。

オプションC は、全社員について年収が当人の実力値を反映しているとは言えず(例えば、前職がメガベンチャー出身の方と地方の中小企業出身の方は、実力がほぼ同じでも年収に違いが出ることは容易に想像できる)、細かい年収差を目標設定に反映することの難しさ(同じ等級で年収差が100万ある場合は目標に差をつけることは感覚的に理解できる一方で、90万の差は?80万の差は?と考え始めると答えが出なくなってしまい、各自のエイヤーで決めることになる)に配慮して、推奨はしない。

 

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