家をつくる理由

移住して家をつくっています(建てています)。

なぜ?

住宅建築が好きだからです。

 

住宅建築が好き

大学生ぐらいの頃から建築が好きで、特に住宅建築が好きでした。

それぞれの家に個性と思想があって、その上に暮らしが成り立っている住宅に惹かれました。

初めての海外旅行は、ル・コルビジェのサヴォワ邸を見るためにフランスを選択しました。

今でも、あの家のアプローチや椅子に座って外を眺めたことは印象的な思い出です。

 

住宅系の本や雑誌を見るのも趣味の1つです。

家をつくる前は、散々見ていましたが、実際に設計が進み、建築がスタートしてからはその熱が冷めたように感じます。

もう他者の家ではなく、自分の家に思いを馳せるのみです。

 

住宅建築は、パーツがある程度決まっており、それをどのように配置するか、素材をどうするか、が素人の自分でも思考を巡らせられる面白いテーマです。

玄関、リビング、ダイニング、キッチン、書斎、個室、寝室、アトリエ、トイレ、お風呂、クローゼット、収納、階段など、組み合わせによって無限の可能性がひろがり、さらに暮らしがオンされます。

家や家具を見れば、相手の性格や気質も何となく見える気がして、また設計者の意図を読み込んだり、設計と実際のギャップを把握したりと楽しみは尽きません。

 

家をつくるには、たいてい住宅ローンが利用されますが、住宅ローンは悪い借金の代表として語られることも本で目にします。(あとは自動車ローンとか)

でも、やっぱり自分の考えが反映された家が欲しいです。

趣味はあまりないですが、敢えて言えば「住宅(家)」です。

 

寒さ対策

都心よりも寒いところに移住しました。

今日の朝は、マイナス5度ぐらいでした。

寒いのは、苦手です。

苦手でしたが、あまり気にせず移住しました。

やっぱり寒いし、これは健康問題に直結します。

ここ最近の体調不良は、この寒さ(冷え)から来ているだろう、ということは容易に想像がつきます。

 

新居では、断熱気密にこだわった設計士さん・工務店さんがつくってくださるので、(かなり)暖かい家になると思います。

とにかく家全体の気温を一定に保ち、約20度に保てるようにできることを願っています。

 

今の借家は、新築物件(一戸建て)なので、そこそこ断熱されているのかもしれませんが、寒いです。

寒くて寝られないこともあります。

2年住んでいますが、残念ながら、この期間で寿命は縮まったことでしょう。

 

家が暖かいとはどういうことか。

今の家から変化することで体感できるギャップを楽しみにしています。

 

本の収納

本棚をつくる予定です。

ブログは何度も書きましたが、以前、事務所を引き払った際、本棚と本を廃棄しました。

この判断は間違っていました。

後悔しかありません。

 

そこから再度増え続けている本。

本棚のキャパシティーを超えて、うまく収納できていません。

自分は読書家ではなく、実務家なので、好きで本を読む人間ではありません。

仕事で都度必要になるので本を読む質なので、必要に応じて機敏に本を出し入れできる環境が必要だと、改めて痛感しました。

 

積読だらけで買っても読んでいない本がたくさんありますし、読まずにそのままになる可能性もあります。

それでもOK。

いざ必要になったとき、すぐに読めて、使えれば役目を果たしてくれます。

そのためには、大きな本棚が必要です。

 

その課題を解決してくれるのが、新しい家です。

家ができれば、仕事の価値を少しは高められるのでは、と浅はかな考えを持っています。

自分は、意思ではなく環境で動く受動的な人間なので、あながち間違っていないのかも。

 

自分にとって「家」は人生における重要なパーツだと気づきます。

ただ住む空間ではなく、家をつくるプロセスと使う(暮らす)プロセスで、自分という身体の実験が始まるイメージです。

 

思考と身体がどれくらいリンクするのか、そのギャップを身体や心がどのように感じて対処するのか、とても興味深いです。

 

とにかく、早く出来上がってほしい、、、

寒い、、、

 

Share this…