目的
- 目標が複数ある場合、どの目標が重要か、について評価者と被評価者で認識を揃えられるようにする
- 論理的に評価を決められるようにして、結果として評価への納得感を高める
オプション
【案A】ウエイト設定しない
【案B】合計が100(%)になるようにウエイト設定する
【案C】主要(重要)な目標に1‐2つを目安にフラグを立てる
比較検討
判断基準 | 【案A】ウエイト設定しない | 【案B】合計が100(%)になるようにウエイト設定する | 【案C】主要(重要)な目標に1‐2つを目安にフラグを立てる |
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①目標の重要度について認識を揃える | ×(面談でコミュニケーションする必要有) | 〇 | △ |
②評価への納得感を高める | △ | 〇 | 〇 |
③最終評価決定ロジックのわかりやすさ | △ | 〇 | △ |
④評価決定の柔軟性(評価者の意思反映のしやすさ) | 〇 | △ | 〇 |
⑤運用負担(期初の設定コスト) | 〇 | △ | 〇 |
⑥運用負担(期中のメンテナンス | 〇 | △ | 〇 |
⑦運用負担(期末の評価決定) | × | 〇 | △ |
コメント
「【案B】合計が100(%)になるようにウエイト設定する」が、一般的な目標設定型の評価では使われやすい。ただし、スタートアップの環境変化の早さを考慮すると、期初や期中の運用コストが高く、かつ期末の評価はしやすい一方で評価者の意思と異なる評価結果になりがちなケースも多い。定量的に可視化されている結果、細部の議論になりやすく本質を見失ってしまうことも懸念される。
こうした背景から、スタートアップでは「【案C】主要(重要)な目標に1‐2つを目安にフラグを立てる」のように緩やかなウエイト設定のやり方を採用することが増えてきた。
または、制度上は「【案A】ウエイト設定しない」となっているが、各自が評価シート欄にウエイトを記入したり、重要度がわかるようなフラグを立てたりと現場の運用に任せるケースもある。