「切り替える」という言葉の意味が、ようやくわかってきたかも

スポーツ選手が試合に負けた際のインタビューで、「負けたことはしょうがないので、しっかり切り替えて次に向かいたいと思います」的な発言をされている印象があります。

わかったつもりの代表格に「切り替える」がありました。

とにかく、次に向かおう、ぐらいのざっくりとした意味でしか捉えていませんでしたが、最近、なるほど、こういう意味なのか、と感じるようになりました。

 

(昔は)「逃げない」を、美徳に生きていた

厳しい仕事現場で働いていたので、「逃げない」は一つの美徳でした。

これが人生設計やキャリアに勘違いを生んでしまうのですが、そんなことをわかるほど、自分は優秀でありません。

上司であろうと、間違っていることには No と言ったなんてカッコいい経験もありませんし、やれ!と言われれば、ときに思考を停止させて手を動かしたこともあります。

もちろん常識の範囲内ですが。

 

要するに組織の空気を抗い、俺は普通の人とは違ってた、と過去を誇らしく語ることなんて1ミリもできません。

失敗95%、たまたまうまくいったが5%で、今の仕上がりといったところです。

決してインポスター症候群でもありません。

 

逃げずに、愚直に、非効率に生きてきたと思います。

 

「逃げようかな(投げ出そうかな)」と思うことが出てきた

そんな自分も独立して10年ぐらい経つと、慣れなのか、慢心なのか、はわかりませんが、「逃げようかな(投げ出そうかな)」と思うことが出てきました。

こんなことに時間を使ってもしょうがないな、と思うときです。

 

逃げることは職業精神的に問題であるという刷り込みが強いからか、強い抵抗感はありますが、気持ちの変化なのか、「いや、これは面倒だな」というときに、このまま我慢するのは適切なのか、と考えるようになったということです。

 

生死に関わるようであれば、一目散に逃げますが、そこまででない場合、どうするか。

仕事に対する考え方は人それぞれなので、色んな意見があると思います。

 

自分の中で葛藤があり、悩ましいな、と。

 

切り替える

そんなとき、気持ちを切り替えて、課題に向き合い、アプローチ・方法を変えて最後までやり切ることを知りました。

これが「切り替える」ということなんですね。

ゴール(目的)は変えずに、方法を変える。

このとき、人の感情や悩みにフォーカスしてしまうと沼にハマってしまうので、ゴールと方法に意識を集中させます。

自然と課題が見えてみて、解決策を考え、提案・実行する。

期待された役割をこなすため、たんたんと乗り切る。

以上です。

 

この考え方・意識を正しく理解できていなかった自分がいました。

だから、余裕と問題が交差すると、すぐにあきらめよう・逃げようとする傾向に入っていたかもしれません。

そう問題は起きないのですが、たまたま問題が重なり、どうしようかな、と思ったのが思考のキッカケでした。

 

求められる期待と約束したことは最後までやり切る。

やり切れないことは約束しない(断る)。

 

これが今の自分にとっての解です。

 

今週もしっかりと切り替えてできたと思います。

 

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