一番下の子(赤ちゃん)が、風邪をひいて鼻がグズグズしています。
鼻が詰まって呼吸ができないせいか、苦しそう。
でも、口で呼吸はしておらず、鼻で必死に呼吸しています。
この姿を見て、呼吸に興味を持ちました。
早速、書店で物色して自分と相性が良さそうな本を見つけました。
相性が良いとは、具体的なエクササイズが書かれており、実践向きであること
- パトリック・マキューン著 『トップアスリートが実践 人生が変わる最高の呼吸法』
口呼吸ではなく、鼻呼吸の大切さが語られています。
口呼吸になってしまっている自分にとっては驚きの本でしたが、本にも書かれている通り、赤ちゃんは鼻呼吸であり、それが人間のデフォルトだということです。
口呼吸では、息を吸い過ぎてしまい、様々なデメリットが起きているということ。
疲れ、肥満、集中力や生産性の低下、不機嫌、顔の表情・輪郭・歯並びが悪くなる、など。
口呼吸の問題点は、呼吸過多であること。
そもそも、呼吸の目的は、食事を通じて摂取した脂肪と炭水化物によって生成される二酸化炭素を排出すること。
口呼吸だと呼吸過多になってしまい、必要以上の二酸化炭素が排出されてしまう。
その結果、体内の二酸化炭素が足りず、疲労などにつながる。
必要な分だけに二酸化炭素を残すために相応しいのが鼻呼吸であるというのが前提となる理論です。
この本の良かったところは、実践に向いているところ。
BOLT(体内酸素レベルテスト)で、自分の呼吸量を測定したり、BOLTを改善するためのエクササイズの方法が具体的に書かれています。
BOLTで呼吸量を測定できることで、現状を把握でき、レベルに合わせたエクササイズを選択して改善をモニタリングできるようになります。
鼻で息を吸って吐いて、呼吸を何秒止められるか、がBOLTの簡単な内容です。
10秒未満、10-20秒、20-30秒、30秒以上のレベルでわかれており、それぞれのレベルに適したエクササイズを実践していきます。
自分の場合、初めて測ったBOLTは20秒でした。
自分は、まず「軽い呼吸は正しい呼吸エクササイズ」を実践しようと思っています
- 背筋を伸ばして座り、鼻呼吸を呼吸を整える
- 片方の手を胸、もう片方の手をお腹に置く
- 息をするとき、胸とお腹のやさしく押して抵抗をつくる
- 手を押し返すように呼吸し、息を小さくする
- 1回の呼吸で吸い込む空気の量を減らす
- がまんできるレベルの息苦しさを感じる
これを1日10分、3セット(朝・昼・寝る前)やります。
面白いのは、がまんできる息苦しい状態をつくり出すこと。
過剰に息苦しい状態にならないように注意します。
BOLTが上がると、息を止めるエクササイズもありますが、これはなかなかハードなので、もう少し慣れてきたら実践してみようと思います。