生活防衛資金は、「2年」で計画する

病気や災害などがあっても、家族が何とか生活していける資金を生活防衛資金と定義します。

算出式は、「生活費 × 期間(〇ヶ月)」です。

例えば、生活費が30万で、期間を1年とすれば、生活防衛資金は360万です。

 

3ヶ月?半年?1年?2年?

自分がこの概念を本で知ったとき、期間は「2年」でした。

ただ、人(本)によって期間には差があり、短いものだと「3ヶ月」と書かれていたりします。

「3ヶ月」分は現金で残して、残りを投資みたいな文脈で、おそらく何かあれば投資分を現金に戻せばいいという考え方なのかもしれませんが、「防衛」という観点からすると自分にとっては不安かもしれません。

この概念が曖昧なまま、会社と個人(プライベート)で予算設計していたところ、気づいたら生活防衛資金を「1年」で設定していました。

自分でも気づいていない不安が、そこにあったのを昨日たまたま本を読んでいたらタイミングで気づきました。

1年の根拠もそのときの気分的なもので決めている側面が強く、今振り返ると怪しい論理です。

この見えない不安を解消するためにも「2年」に修正して、来年以降の予算をつくっていこうと思います。

 

今から「2年前」を調べる

手元の簡易的な日記で2年前を読み返すと、その日の記憶はしっかりとありました。

子どもの駅伝大会、初めてのお店でピザを食べたこと。

もちろん、移住前の都内での生活。

だいぶ変化があります。

 

何が起きても2年分の蓄えがあれば、何とかなりそうです。

 

生活費をどこまで削るか?

生活費の2年分とした場合、生活費をどこまで削るか、もポイントになります。

緊急事態の2年間であれば、生活水準を下げて金額を設定することになりますが、事前に準備しておく資金のため、やみくもに切り詰めて節約状態の水準をデフォルトにするのも、なんか違うかも、という印象です。

ただし、削れるところは削っておきたいし、その時期に無理に貯蓄するのも違うだろうから、今の固定費+変動費よりはやや低く見積もるぐらいでいいかもしれません。

自分の場合、貯蓄や自分向けの費用、予備費の一部を削って、切りの良い月額に設定しました。

これなら覚えやすいので、振り返りもしやすいと思います。

 

マイクロ法人がある場合、どうするか?

会社と個人のバランスをどう取るか、についてはまだまだ答えが出ていません。

会社員であれば、銀行預金で2年分を確保すればいいだけです。

一方、会社、自分の場合はマイクロ法人を持つ場合、口座が2つになるわけで、どう使い分けるか、は悩みどころです。

 

① 会社の口座に2年分の生活費を持つ

② 個人の口座に2年分の生活費を持つ

③ 会社の口座に1年分、個人の口座に1年分の生活費を持つ

④ 会社の口座に2年分、個人の口座に2年分の生活費を持つ

 

④はやり過ぎかもしれませんが。

②が最も流動性が高いかもしれません。

③でも個人で1年分持っていれば十分なのかもしれません。

もしかすると、こんなことを考えて、過去の自分は1年と設定していたのかもしれませんが(正確に、この点をドキュメンテーションしていなかったので、振り返りができないのは反省です)。

 

具体的な設計とシミュレーションに入っていったら、色々と修正が入るとは思いますが、継続して改善できるように記録をしっかりと残そうと思います。

このブログも、その1つです。

 

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