「休む」ことを、どう仕組み化するか?

先週の日経ビジネスの特集は、「休めニッポン」。

会社で「休む」ことを特集にするのは、ある種、日本独特なのかもしれません。

以前、別の日経ビジネスで同じような休暇関連の記事を読んで、こんなことを書きました。

 

やや批判的な意見でした、つまり筋が悪いと判断したということです。

逆に、今回の記事では、こういうやり方の方が効果出そう、と参考になる取り組みがありました。

ジャパネットホールディングスの事例です。

 

全社員が長期休暇の申請をする

これ非常に良い方法だと思いました。

「休み」をきちんと取らせるには、強制と計画が大事。

全員に強制的に計画(提出)させることは効果があると思いました。

休むことを前提にして、仕事を組む。

ある種、本末転倒なのかもしれませんが、長期休暇を取ることで生産性が上がると考えると、一見筋にが悪いように見えても、そうではないと思うようになりました。

自分としては、これを期初のタイミングで一斉にやってしまうのがいいと思いました。

 

休み中の連絡は、上司へ転送

こういった仕組みを会社がリードすることで、休むことへの本気度を示すことができます。

休み中に連絡が来たら、リフレッシュの効果が薄れてしまうもの。

それを仕組みで解決している点は見事だと思いました。

全社でこのような取り組みをすることで、本人のうしろめたさもなくなるし、周囲も「そういうもの」という「休みに対する共通スタンス」を持てるようになることも期待される効果です。

 

推奨は、16連休

平日5日間と前後の土日合わせて9連休が一般的な長期休暇かもしれませんが、こちらは16連休を推奨。

平日5日間を×2で休むことを目指しています。

16連休もあれば、海外旅行に行くにも十分なお休み期間。

9連休だと、1週間経てば同僚が返ってくると考えると、引継ぎや仕組み化も徹底されない部分があるかもしれません。

ただし、16連休だと、さすがに、、、

これぐらい思い切って「休み」を推奨すれば、社員もその期待に応えてくれるのではないでしょうか。

 

話は逸れますが、ジャパネットでは紙資料を削減するために社内のデスクを引きだしのないタイプに入れ替えたという取り組みも簡素に紹介されていました。

問題に対して筋のよい打ち手が取れる印象を持ちました。

 

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