本棚の設計

壁一面に本棚をつくる予定です。

その設計について考えたことをメモします。

 

提案いただいた図面では、本棚の奥行が300mm。

余裕があり、大きめの雑誌や書籍の収納も十分です。

ただ、結論として奥行を小さくすることにしました。

 

以前使っていた本棚も奥行が300mmほどあったのですが、そのとき背表紙が奥まった場所に隠れてしまう感覚があり、それが気になっていたので。

考え事をする際、自分は独り身なので本棚や本とまず心の会話をすることになります。

テーマを考えたり、紙に書きだして、いざ思考を深める際、本棚の背表紙を眺めながら、「この本が役立ちそう」、「この本にこんなことが書かれていたかも」、「あの本どこだっけ?」、「この本いいかも」と思いめぐらせます。

その後、本を手に取り、ざっと眺めて、「いや、これは使えないな」、「ここ良さそう」、「こんな内容が書いてあったんだ」、「これ別のテーマで役立ちそう」と話が広がっていきます。

このやり取りは、独り身の自分にとって、とても大切な思考プロセスになるわけです。

 

今は、本棚が小さいのでこのプロセスを実践できていないのですが、、、

 

こんなことを考えると、奥行300mmはやはり背表紙が遠くなってしまうので、もっと迫ってくるような本棚にした方がいいかなと思いました。

そこで、今、使っている小さめの本棚の奥行170mmがちょうど良さそうということになりました。

250mm、240mm、200mm、180mmあたりも検討したのですが、感覚として170mmがフィットしたという経緯です。

感覚の話でしかありません。

 

他に奥行を小さくした理由は2つ。

奥行を広いと収納した本の前に本を置いてしまうので、それも避けたいと思いました。

2列になってしまうと奥の本を見る機会がなくなってしまうし、ただ収納しているだけの状態になってしまい、意味がなくなってしまいます。

 

あとは、奥行を小さくすれば部屋が広くなること。

たった130mm(300mm-170mm)の13センチですが、、、

 

奥行の他にお願いしたのは、上段に引き戸の棚を設けること。

保管しないといけない書類が少ない方ですが、一定発生してしまうので、それの置き場に。

使わないものは、視界に入れたくないので引き戸にして収納してしまおうという作戦です。

 

大きな本棚ができるので、今年は保管場所を考えずに本を購入していこうと思います。

最近気づいたのですが、直感で何かを感じた本を購入しておくと、そのときは読まないけど、あとで関連するテーマが出てきた際にすぐに手にとって読めるメリットがあるなと。

この流れから面白い提案につながることも増えているので、一見無駄に思えるような購入も楽しんでやっていこうという気持ちです。

もちろん、まったくもって無駄で終わることもあるのですが、それは必要な余白ということで理解しています。

 

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