先日の午後、建築士さんとの2回目の打ち合わせがありました。
打ち合わせではありましたが、具体的な設計の話は、最後は30分ぐらい。
その他、お互いの仕事の話や価値観、その他雑談もたっぷりと。
まずは、新宿にあるTOTOのショールームへ。
お風呂のサイズとトイレを見るためです。
最近は、コストの関係でユニットバスを使うケースがほとんどということでしたが、自分はハーフユニットで考えようかと。
子どももお風呂は好きだし、自分も好きなので、空間には多少の投資はする予定です。
トイレも、ネオレストかな。
リモコンでこっちを選ぶ人もいると言ってましたが、自分もその感覚わかります。
その後、家電量販店に行き、冷蔵庫のサイズについて確認。
今の冷蔵庫よりも将来的に大きくする可能性があるか、実物を見て感覚を確かめます。
今は、横幅68cmで、その上位規格は74-75cm。
目先は「いらないかな~」という感想でしたが、一応将来融通が利くように余裕を持たせる方向で決定。
次に、場所を変えて家の外観を見に行きました。
2軒とも木の外観ですが、10年以上経過しています。
色がどう変化するのか。
実物を見ると、なるほどと。
茶色の木が黒・グレー・白のどれかに変色していました。
注目は、軒(のき)があるかないか。
小さな軒でもあれば、そこだけ変色していません。
太陽と雨による影響を和らいでくれます。
本当に違いがくっきりと出ていました。
木そのものが腐っているわけではないのですが、変色するとどうも見栄えが良くありません。
少しでも長持ちさせるために、軒の重要性を思い知らされました。
百聞は一見に如かずです。
その後、風情のある喫茶店へ。
コーヒーと季節のタルトを。
こういう場で恥ずかし気もなく、甘味をオーダーできるようになったのは、つい最近のことです。
3時間弱ほどお話を。
- 最近の設計事務所のこと
- 建築士さんの独立したときの話(どういう流れで最初の仕事が決まるのか、など)
- 設計事務所の経営について
- 設計事務所の人材採用や組織体制について
- 建築士さんの師匠の話
- その他、たくさんの雑談
家をつくっていただく関係なので、お互いを知ることは大切です。
この意味のなさそうなプロセスが大事であることは、自分も建築士さんも同じであり、この辺りのフィーリングが合っていることに安心感がありました。
半年ほどのお付き合いですが、自分の性格や価値観もちょっとずつ把握してもらっているようで、そのフィーリングを受けると「そうそう」という頷きと、「そういう風に捉えるんだ」という発見で、楽しいです。
この設計プロセスの体験は、家の居心地にもかなり影響を与えるんだろうな、と思いながら、自分のコンサルティング業と重ねて考えたりしていました。
最後の30分ほどで、少しだけ具体的な設計の話をしました。
土地における家の配置です。
目線をどこに据えるか、どのラインと家を並べるか、どういうアプローチが私たち家族に合っているか。
そういうことを、そういう風に考えるのか、といった感想です。
自分の感覚とズレているところは、やんわりとフィードバックしながら、ただこのフィードバックも相手がくみ取ってくれるようになっている感覚もあり、信頼につながってきています。
まだまだ長い道のりですが、一歩一歩、コツコツと進めていきたいと思います。