配当投資(配当金投資)の本が目についたので読んでみました。
数字の感覚がなかったので、具体的なストーリーでイメージができました。
ただ、これは成功(?)パターンであり、約束された話ではない、と何度も自分に言い聞かせながら読んでいる自分はいました。
多くの失敗経験や反省に裏付けられていることが強み
『オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資 ど素人サラリーマンが元手5万円スタートでできた!』を読みました。
こういう本を読んで思うのは、ここまで一定の知識と技術を保有している方は、失敗の経験が多いということ。
成功だけを経験したのではなく、その時は失敗と思える判断や行動を素直に振り返り、反省と改善を繰り返し、自分なりの勝ちパターンを見つけているということ。
大いに学びがあります。
そして、本書では第1章で年間配当が200万になるまでの経験が記されており、紆余曲折と勝ちパターンをイメージすることができました。
決して、自分にもできるな、というイメージではなく、こうやって実績を積み上げていったんだな、というイメージです。
資産に対して、約2.5%ぐらいなのかな
特に役立ったのが、時間軸と配当金と資産の動き。
本文中では、文章で記されていますが、自分で動きを表にしてみました。
※投資活動は2004年からスタート、配当投資は2008年から本格スタートとのこと
※配当金に関するカッコ書きの数字は、グラフから推測で読み取った数字
※利回りは、自分で計算
時間軸 | およその年間配当金 | およその資産 | 利回り |
---|---|---|---|
2004年 | |||
2005年 | |||
2006年 | |||
2007年 | |||
2008年 | 17万 | 1000万弱 | 1.7% |
2009年 | (20万) | ||
2010年 | 37万 | ||
2011年 | 45万 | ||
2012年 | (50万) | ||
2013年 | (65万) | 2000万 | 3.2% |
2014年 | 78万 | 3000万 | 2.6% |
2015年 | 83万 | 4000万 | 2.0% |
2016年 | (105万) | ||
2017年 | (125万) | 5000万 | 2.5% |
2018年 | (150万) | 6000万 | 2.5% |
2019年 | (180万) | ||
2020年 | 200万 | ||
2021年 | 223万 | 8000万 | 2.7% |
2.0~2.5%ぐらいの利回りでしょうか。
これを勝ちパターンと見て、ベンチマークにするのが良さそうです。
何はともあれ、堅実に、倹約して貯めていくしかなさそう
配当投資の本でもう1冊人気なのが『年間100万円の配当金が入ってくる最高の株式投資』です。
こちらの本も上記同様に参考になりました。
先ほどの利回りのイメージが対比できる箇所を1つ引用します。
年間100万円の配当金を得られる頃には、所有している株の銘柄にもよりますが、投資金額(原資)は2000万円から3000万円には達しているはずです。
(P55より)
利回りとして3%から5%。
自分のイメージより高いですね。
こういう領域は、手堅く見積もることが大事だと思うので、2.0~2.5%と捉え、ターゲットは2.5%ぐらいにするのがちょうどいいかと思いました。
もちろん短期投資ではなく、長期投資を前提にしているので、最低でも10年で見立てる必要がありそうです。
しかし、こういった本を読んで改めて思うことは失敗経験は当然ながら、改めてコツコツと堅実に貯蓄しているということ。
生活を無理しているようには見えない一方で、相当な工夫もされているように推測します。
このバランスを自分がどう設計するのか、考える視点として大いに役立ちました。