最近、人事系の書籍や雑誌を読んでいて、妙に「Z世代」という言葉が目に入ってくるように感じています。
カラーバスの影響もあると思いますが。
私は、こういう表現を使うことはないし、使うことに恥ずかしさすら感じてしまいます。
根拠がわからないし、バイアスでしかないのでは、と思っているからです。
そもそも字が、、、
Z世代って誰が考えたのだろう。
なかなかダサい字に見えてしまい。。。
過去にも「ゆとり世代」や「Y世代」など、いろいろ言われていたと記憶しています。
これを定義して、語ることに何の意味があるのか、さっぱりわかりません。
だから、斜に構えていると見られるのかもしれません。
今が「高い」のか、昔が「低い」のか
~世代で括る際、昔の世代との違いを指して、特徴を語ろうとしているように感じます。
Z世代は
- 社会貢献の意識が高い
- 上昇志向が強い
- 自分らしさを追求する
- コスパやタイパなどのパフォーマンス意識
とか、自分で書いていても思い出しながらなので、そもそもわかりません。
というのも、自分自身、Z世代の方と交流する機会がないので、ほとんどその実態がわかっていません。
本当にお会いして、お話したら、これらのことを強く感じるのかもしれませんが。
こうした傾向について、ふと疑問に思うことがあります。
例えば、社会貢献の意識が「高い」、ということ。
そもそも怪しい言説なのは確かですが、今が「高い」のか、そもそも昔が「低い」のか、どうやって判断するのだろうか。
昔も高い人はたくさんいただろうし、今でもまったくそういう意識持っていない方もいるだろうし。
この傾向とは何なのだろうか。
本当にわからない。
商業的な匂いというか、ネタづくりのようにしか感じなくなっている自分がいます。
そう、ネタと考えておけば良さそう。
「人事」と「世代」を接続させるのは、下品ですね。
あと、こういう話は、ビジネスだと新卒採用や若者の文脈で聞くようにも思いました。
それって、直近の影響を受けているだけのような気もしており、広告というか、マーケティングの影響でしかないようにも。
人間の本質的な部分が変わるようにも思えない。
単にキラキラした世界に影響されているだけなのでは、とも思ってしまうシャニカマ(斜に構)なのです。
「複雑なものをシンプルにして見る」の悪い例
世代で括るのは、「複雑なものをシンプルにして見る」の悪い例のように感じます。
根拠・理由・背景がないし、古いことを肯定して新しいことを否定する文脈を感じるし、そもそも意味わかんないので。
怒りにも似た気持ち悪さを、こうした言葉から感じ取ってしまいました。
研究者とかが、真面目に「Z世代は、~~」と語るのって本当にいいのだろうか。
テレビとかでやっててくれるネタなら、ちょうどいい気もしますが、本でやられると、やや困ります。
Zの次は何になるんだろうか。
自分のようにまったくクリエイティビティのない人間には、想像できません。
1周回って、Aとか。
センスのかけらもない意見に、自分でもがっかりします。
世代トークに、そろそろ終止符がうたれることを祈ります。