ここ2-3年、「仕事に飽きてませんか?」的な趣旨の質問を受けることがあります。
勤め人として7年3ヶ月、独立して9年弱。
コンサルタントとして約15年のキャリアを考えると、同じようなことをやっていて「飽きないか」ということだと思います。
質問された際、何とも切り返しがうまくできていないことにモヤモヤがありました。
「飽きていませんよ」とも自信をもって言うのも何か違うかもしれない。
「飽きています」っていうにも、妙にダサい。
「飽きているかどうかよりも、必要だから働いているわけで・・・」というのも正論のような話で、相手にとって面白くないだろうし。
なんかうまく自分の考えをまとめ切れていないというのと、流れというかストーリーがないな~というモヤだったように感じます。
先日、普段読んでいるブログに、こんな記事があがりました。
本題とは一見関係ないテーマのように見えますが、自分にとって「なるほど」「うまい」という内容が書かれていました。
それは、著者が
独立して15年半、ある意味だらけきっているからです。
という発言から、「仕事を選ぶこと」、「人を選ぶこと」が大事であり、それがモチベーションとなり、結果として集中力につながるんだと。
「モチベーション→集中力」という話なのですが、「ある意味だらけきっている」というのは、うまい言い回しだと膝を打ちました。
自分はそういう意味では、相性の悪い仕事には飽きているし、辟易しているけど、そうでない仕事は楽しいし、エキサイティングだと気づきました。
後者を求めて、作戦を立てて実行してきたし、失敗を繰り返しながら、徐々に自分の思い描くイメージに近づけてきました。
だから、今の仕事には「飽き」はあまりなく、楽しむことができていると。
この道でやればやるほど、「選択と集中」が大事になることは自明の理です。
「仕事に飽きていませんか?」に対しては、
- 飽きていません
- いい仕事(相性がいい仕事)、いいクライアント(相性がいいクライアント)を選ぶことができているので
- そうでない仕事・クライアントだと、飽きてしまうかもしれません
- だから、仕事を選ぶことは最重要ですね
と切り返すことができそうです。
相手の知りたいことに答えられているかはわかりませんが、知っておいた方がよいことには答えられていると思いますし、「飽きている」「飽きていない」を知ったところで「So What?」になってしまうので。