ある問題に対して、集中して「なぜ」を5回繰り返しました。
結果、問題の原因がクリアになり、仮説として解決策が導き出すことができたと思います。
「なぜ」を5回繰り返すって、本当にすごいフレームワークだなと感嘆しました。
これが、トヨタの育成にあり、組織能力になっているんだと。
組織の神髄を感じます。
自分が、とある問題に対して「なぜ」を繰り返しましたが、その前後の構成も簡単に考えた時間を含めて、だいたい3時間ぐらいでした。
「なぜ」は集中して2時間ぐらいでしょうか。
まっさらなA4のコピー用紙に、問題(テーマ)を書き、「なぜ」を縦と横に拡げていきます。
紙に書くことで、客観的に分析できるようになり、思いついたことも忘れないようにメモできます。
思い返すという無駄な作業をなくし、「なぜ」に集中する。
静かな環境で、誰にも邪魔されずに考えることが大切です。
なんといっても、集中力がアウトプットの品質を左右しますから。
自分はこういうとき、鉛筆が肌に合います。
ステッドラーの「B」。
子どものCARL事務機の鉛筆削りで、芯をとがらせて、いざペン入れ。
気分は、漫画家のようです。
少し強めの筆圧で、「これだ」「そうそう」「Why」「だよね」「なんで?」「So What?Why So?」「ちがうか」「いや、ちがうかも」「これこれ」「なぜ」「そうか」「そうだよな~」「まじ?」「う~」「こうかも」「こうなんじゃない」「これだったらヤバイかも」「なんで、こうなってるんだろう」「なんで、こうなっちゃうの」「なるほどね」「そっかー」などと、独り言ちながら、書き記していきます。
ある程度アウトプットできたら、また最初から同じ「なぜ」を繰り返し、ヌケモレをチェック。
捨て案も、すべて書き記し、念のためという気持ちで、思考を拡げていきます。
なぜを5回繰り返した結果として、原因を分析・特定できると、その裏返しとして解決策がシャープに且つ美しく整理されることに改めて気づきました。
「あれって、こういうことだったのか」「あのとき、こうやっておけば」「ここにこういう感じで現れるのね」といった風に、過去に話してきたぼんやりとしたテーマが、点から線へと繋がっていく感覚を得られます。
このプロセスが、自分にとっての仕事の楽しさなんだと、気づくこともできました。
昔は、毎日追われるようにやっており、且つ納期が短く、別の仕事もたくさんある中で、インプットも足りない中で対応しており、苦痛・苦行だったと。
今でも苦行であることは変わりませんが、量が減った分、前向きに取り組むことができているとも感じます。
これが楽しいと思えるかどうかが仕事への適性でしょうか。
センスや能力は全然足りていないと思いますが、この領域を前向きに取り組めるのは確かかもしれません。
別に褒められる仕事でもなんでもないですが、自分はこの領域が好きなんだなと捉えています。