自分の仕事の仕方について書きました。
師匠から教わったことをそのままやっている部分と違っている部分があるなと。
小さいタスク、できそうなタスク、着手したら片づける。
マラソンをやるのではなく、短距離走を何本もやるイメージです。
小さいタスク
ボリュームが大きいタスクと小さいタスク。
前者は時間がかかります。
自分は、後者のタスクからサクサク片づけていきます。
大物は最後に残して、じっくり対峙する心構えです。
師匠からは、大きなタスクから取り掛かれと教わりましたが、自分の性格には合いませんでした。
小さいタスクが残っていると、大きなタスクに集中できず、パフォーマンスを最大限発揮できないからです。
仕事のプランニングとしては、まず小さいタスクの洗い出しから始まります。
自分は、今も昔と変わらず、Evernote を使ってタスク管理中です。
できそうなタスク
小さいタスクを並べたら、自分の能力、知識、技術、で片づけることができそうなタスクから着手します。
この見極めが昔の自分と比べて、できるようになったところかと思いました。
昔は、やってみたけど想定以上に難所が多く、予定の2倍の時間がかかったとか、結局できずに仕切り直しになったとか、よくありました。
最近は、ここをきちんと見極め、知識や技術が足りない場合、前工程として何をすべきか、を考え、前工程に時間を配分して、対応できる土台をつくれるようになった気がします。
たとえば、本を読む、過去資料を見返す、人にあって教えてもらう・情報交換する、など。
自分の中で「できそう」という感覚をつかむことは重要。
その感覚が無ければ、最後は「できなかった」に着地することは分かっているので。
自分の能力や姿勢を、少しは理解できてきたのかもしれません。
これも師匠とは違った考え方でした。
大きくて難易度が高いタスク(テーマ)から取り組め、と教わりました。
上記の通り、自分はこのやり方だと、目の前のタスクに集中できない性格なので、どうもフィットしませんでした。
「まだ、あれ着手していないのか」と、言われた記憶が散々あります。
でも、自分の中では、最後の大物を期限までじっくり時間をかけて消化していくことでパフォーマンス発揮できていたと思います。
もちろん、大物にまったく着手していないというわけではなく、本格着手の前にリサーチはしており、どこが難しそうか、どれくらい時間がかかりそうか、相手の期待値はどれくらいか、などの仮説はメモっている状態です。
これをやらずに大物を残すと、後になって時間不足でゲームオーバーになってしまうリスクがあります。
この前捌きはしっかりと行った上で、大物は最後に回す、が自分のやり方です。
一度着手したら、必ず片づける
「仕掛り仕事は残さない」も師匠から教わりました。
これは、本当にその通り、と実践しています。
一度そのタスクに着手したら、完了(Done)までやり切る。
途中で投げ出して、続きはまた今度 or 明日という仕切りにはせず、計画していたところまで必ず片づけることを意味しています。
仕切り直しを入れると、それまで蓄えた知識が一度リセットされてしまい、そこまで再び到達するのに二度手間をかけてしまう非効率が発生します。
これを避けるには、一度着手したら、必ず片づけることが必須。
途中で投げ出すと、続きに着手した際、「これって何だっけ?」「次、何をやるんだっけ?」と記憶を呼び戻すのに時間がかかります。
最悪、思い出せず、モヤモヤが続いたり、一からやり直しになることも。
個人的に、この状況に陥ると以前考えていたことが「正解」となって固定概念化してしまい、過去の正解を思い出すことに苦心するようになることが最もリスクだと感じています。
いわゆる思考停止に陥り、答え探しをしてしまう状態です。
自分は、何度もこの状態を繰り返し、失敗してきました。
今でも時間がなかったり、頭脳の疲労から同じことをやってしまうこともありますが、だいぶ改善されてきたように思います。
昨日、少しだけやらかした感はありますが…
自戒を込めて書きました。