2026年1月より、一人で会社を回しています。
それまではスタッフの方が1名いてくれて、色々とサポートしていただきました。
2017年より9年に及ぶ期間です。
サポートというよりも、価値の源泉を一緒に創ってくれたと言っても過言ではありません。
感謝しかありません。
そして、再び一人で会社を回し始めて、10ヶ月が過ぎました。
一人経営として去年までとの違い(変わったこと)を整理します。
提供価値が変わった
スタッフさんがいたときは、クライアント企業の人事制度運用を積極的にサポートしていました。
等級、評価、報酬の運用や組織サーベイの集計・分析など。
制度設計して終わり、ではなく、その先の運用まで手掛けることで自分で設計した制度の改善点を把握でき、自ら改善することでノウハウを蓄積できました。
まずは自分で運用を型をつくり、試行錯誤を経て標準化しました。
それをスタッフさんに回してもらいます。
自分よりも技術力は高く、運用の質・スピードはグングンと上がっていきました。
以前は自分も運用周りをやっていましたが、今はもうできない(やらない)ので、クライアントと分担するなどして提供価値を変えました。
制度設計や組織設計をメインに、運用はクライアント主体で伴走するスタイルです。
自然と、クライアントの規模も大きくなってきており、この変化がフィットしているという好都合な状況もあります。
どうしてもクライアント規模が小さい(100名未満)と、作業する手が必要になるので分担して伴走するスタイルが合いません。
この作業をAIを使って対応してしまうと、自分の提供価値も行先を間違えてしまうと考えているので、やらないようにしています。
まだ10ヶ月ですが、やらないことを決めることで、明確に提供価値が変わったことを実感できました。
正解(成功)かどうかは、今後の自分次第でしかありませんが、今のタイミングでシフトチェンジできたことは、この先を考える上でも、ベターなタイミングだったと思います。
退職後のことを考えなくなった
スタッフさんが在籍していた頃は、「もしスタッフさんが退職されたら、どうしようか」と常々考えていました。
別のスタッフさんを採用するか。
一人でやるか。
それとも別プランを検討するか(秘書代行サービスなど)。
退職のお話をいただいてから、約半年の期間があったので、それまでに引継ぎを行い、しっかりと考えました。
まずは一人でやってみて、ダメだったら採用に走ろうと。
しかし、その判断は行ったり来たりを繰り返しました。
これまでと同じやり方であれば、何とかなる見通しは持てますが、一人でやる場合には面倒なこともやりたくないことも対処しないといけません。
少しでも楽をしたい気持ちが少しでも優先すると、やっぱり採用しようかと、何度も考え直すことになります。
最終的に、自分自身で覚悟ができていない、ということに気づき、悩むことをやめました。
メリット・デメリット、損得などといった文脈ではなく、自分のポリシーと覚悟の問題であり、覚悟した方が自分にとって良さそう、という何とも属人的な考えの元、一人でやることを選択しました。
それから10ヶ月。
何事も自分一人で回すことを前提に考え、動くことが普通になりました。
「スタッフさんがいてくれたら…」という未練がましい気持ちも一切なくなりました。
やや自分でも驚くくらい、吹っ切れており、気持ちが切り替わっています。
退職するかどうか、は自分でコントロールすることはできないわけで、考えても解が出てくることではありません。
いわば重力問題であり、向き合うこと自体が間違っていたと今では理解できます。
しかし、当時はわかっていませんでした。
覚悟がなかったというだけのことです。
事務作業が増えた
当然ですが、スタッフさんにお願いしていた事務作業を自分で対応するようになりました。
契約書の締結、請求書の発行、入金のチェック、給与の振り込み等々。
「効率化」よりも「やらない」をモットーにしているので、必要最低限の事務作業のみに取り組んでいます。
自分の中で意義があることはやりますが、意義を感じないことは一切やらない性格が、会社員時代は苦労の種になっていましたが、独立後はプラスに働いているように思います。
もちろんデメリット・リスクはあるので、慎重な精査は必要です。
個人的には、事務作業は好きではなく、得意ではありませんが、「できない」ほどではありません。
仕組みの中に時間を埋め込み、最小限の工数で片づけます。
自分の成長に繋がっているとは思いませんが、一人で回すという覚悟をもてたので、それほど苦ではありません。
やるしかない、という選択肢を選んでいる気持ちです。
書いていて気づきましたが、結局は覚悟の問題だったということでした。