スタートアップで評価制度の設計に携わると、スタートアップで求められる動きがわかってきます。
自分自身もスタートアップの経営陣と一緒に仕事する過程で、その動きを体験したり、体現しながら、理解を深めてきました。
多くのケースでは、自社のバリューに基づき、評価制度・評価基準がつくられますが、スタートアップという環境ではバリューの本質は自然と似てきます。
思いつくままに、スタートアップで求められる行動・スタンスを書いてみました。
- 常識、慣習、前例、前提に捉われない
- 理想から考える
- ゼロベースで考える
- スケーラブルに考える
- 大局的に考える(俯瞰する)
- 中長期で考える(将来の変化を見据える)
- 相手の立場で考える
- 課題を言語化する
- 相手に伝わるようにドキュメンテーションする
- 自分の意思をもつ
- 当事者意識をもつ
- 常に仮説をもつ
- ゴールから逆算する
- 選択肢を多めに出す
- PlanC まで考える(PlanA → PlanB → PlanC)
- やるべきことをフォーカスする
- 自ら期限を決める
- すぐに着手する
- 現場へ行く
- 一次情報を取得する
- 臆せず発言する
- ファクトに基づいて会話する
- 自分の意見に固執しない
- 諦めない
- やる切る
- ときに、やめることを決断する
- 言われる前にやる
- 同じミスを繰り返さない
- アラートこそ早く伝える
- 社外のキーマンを巻き込む
- 細部にこだわる
- 標準化する
- 仕組み化する
- 自動化する
- 習慣化する
- フィードバックを自らもらいに行く
- 素直に受け入れる
- 他人の成功を賞賛する
- 相手に直接フィードバックする
- 相手の長所を活かす
- 失敗を責めない
- 相手の意見を否定しない(まず受け取る)
- 困っていたら助ける
- 遠慮なく助けを求める(抱え込まない)
- 弱みを開示する
- 行動・成果を振り返る
- より良く改善・更新する
- 謙虚に学び続ける
- 学んだことをアウトプットする
- 今の状態に満足しない
書くことで気づくことがあります。
矛盾があるなと。
トレードオフと言い換えることもできます。
スタートアップは、この矛盾を受け入れ、最速で矛盾をマネジメントすることで成長していきます。
(だから、難しい。)
「矛盾のマネジメント」がキーワードです。