千葉に行ってみる

前回、神奈川県の逗子・葉山を登山がてら見に行きました。
(移住計画[2]_ 逗子・葉山、仙元山)

今回は千葉へ。

 

リセールバリューの意味を体感する

海が見える物件をネットで見て、問い合わせました。

まずは見てみようと。

近くのコンビニで不動産屋さんと待ち合せして、早速内見。

海、近くに見えます。

近すぎるかも、少し怖さを感じる程度。

リビング、部屋、駐車場、ウッドデッキ、テラス。

ただ、現況有姿といって、家具や荷物がそのまま残っているため、生活感を感じすぎてしまい、ピンとくることはありませんでした。

物件の掃除もできておらず、この状態で売りに出すには難しいのでは。

これじゃ売れないでしょ、と直感的に思ってしまいました。

 

この物件も、たかだか築20年ちょっと。

自分が大学生のときにできた建物が、こんな風に古びてしまうのはもったいないと思わざるをえません。

海の近くで塩害の影響も随所に出ていましたが、きちんとメンテナンスされていないとこういう風になってしまうのか、と肌で感じました。

 

これがリセールバリューという意味なのか。

言葉とその意味は知っていても、その本質をわかっていないことを理解しました。

こうして自分自身で体感することで、その意味がグッと腹落ちします。

 

自分が所有すべき土地・家の資産としての意味が具体的にイメージできたことは収穫でした。

百聞は一見に如かずです。

 

鄙びる

次に不動産屋さんとお話をするためにアポ。

目当ての物件はなく、一度お話させてください、というスタンスで。

それまで時間があったので、市街地を車で回ってみました。

周辺地域では比較的栄えているという話で、スーパーやホームセンターなど生活に困ることはなさそうです。

 

海沿いから内に入ると千葉らしい田園風景がありました。

長野や山梨が「山」の風景だとすると、千葉は田んぼ。

田舎っぽい風景で、自分は好みです。

 

あとで伺う不動産屋さんが仰ってましたが、千葉の風景は「鄙びている(ひなびている)」と。

ポジティブな言い方でした。

 

「鄙びる」は、知らない言葉でしたが「田舎っぽい千葉の田園風景」と解釈しました。

 

帰ってからネットで調べると、こんな意味が。

 

語源まで。

「鄙」という漢字は、「啚」と「阝」が合成されてできています。

「啚」は、米倉(㐭)のある農村の土地を表す漢字です。「阝」は漢字の部首であり、「おおざと」といいます。「阝」は「邑」(むら)が変形した文字で、「人が住む比較的大きな場所や領域と関係があることを示す」ものです。つまり「鄙」という漢字は、「米倉のある農村地域」すなわち「田舎」を意味します。

https://bzlog.net/meaning/a7634/

 

抽象的な感覚でしか、その土地を語ることができないと自分の愛着もわいてきません。

「鄙びる」という言葉を知って、土地の理解が深まりました。

こういうの重要。

 

ネットに出ない情報

約束の時間、不動産屋さんへ到着。

感じの良い方がお話してくれました。

千葉での暮らしや良さ、学校や子どものこと、東京への通学・通勤、先ほどの「鄙びる」という話も、ここで聞きました。

自分たちが知らないこと、想像できていないことを多く聞けた印象です。

 

さらに、その場でネットには載せていない土地情報も見せてくれました。

所有者の方の都合でネットに見せれない等、何らかの理由で載せていない情報です。

帰り次いでに見てきましたが、割と広めの土地でした。

手書きのメモに色々と条件が書かれています。

比較的、新しい物件のようでした。

 

現地に訪れ、現地の方に話を聞き、現地の不動産屋さんとやり取りすることの意味を益々感じています。

ネット社会とはいえ、移住を考えるなら、現地現物が原理原則。

近場でないとできないかもしれませんが。

千葉は、前回の逗子・葉山に比べるとブログから得られる情報量も少なかったです。

そもそもの移住者が少ないという前提があるかもしれませんが、情報発信が割と少ないのかもしれません。

自分の足で情報を稼ぐことが大事だと実感しながら、帰路につきました。

 

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