独立したら、仕事を削り、価値を磨く

会社員の場合、決められた仕事を捌かなければなりません。

非合理・非効率であっても、様々な理由から対処しなければならない仕事があります。

また、慣習・慣例として行われている作業もあります。

あれば嬉しいかもしれないけど、なくても困らない仕事って、結構あります。

家電製品でいう過剰機能のように本質を見失うと自己満足の世界に入っていくので注意が必要です。

 

独立すると、「やる・やらない」は基本的に自分の判断で決まります。

顧客からの要望があるかもしれませんが、それを受け入れるか、拒否するか、も自分の判断次第です。

 

私は、とにかく面倒くさがり屋で、能力もストレス耐性も低いため、理由をつけて仕事を削ってきました。

  • これなくてもいいかも
  • こっちの方が楽
  • とりあえず削ってみて、相手に指摘されたら戻そう
  • 面倒だからやめよう
  • 頻度を減らそう

コンサルタントなので、自分でロジックを編み出して正当化することは得意です。

 

ただ、その際に意識してきたことは「仕事は削る」けど、「価値を磨く」ことにはこだわろうと。

削った先にゴミだけが残っても意味がないですし、それでは食べていくこともできないの、価値にはこだわっています。

 

削った仕事の代表は、スライド(パワポ)です。

前職では、コンサルティング活動の資料はすべてスライドでしたが、今はドキュメントで対応しています。

スライドを相手が求めているのか、もしくは必須なのか、と考えた際、ドキュメントでも問題ないし、逆に言語化のところをしっかりと詰めた資料の方が適している場面が多いとわかりました。

社員説明会用の資料や複雑な構造を議論・意思決定する際は、図解してスライドにしますが、99%はドキュメントです。

昔、散々スライドを作ってきたので今ドキュメントでできていると思います。

 

現在のオンライン・リモート環境を考えると、訪問・対面も100%ではないものの削ってきた仕事ですし、制度設計のテーマでもスタートアップにおいては議論の余地がないかもという領域は思い切って削っています。

必要なタイミングで議論すればいいわけで、無理に議論することはありません。

 

独立した当初(10年前)は、紙で契約書を作っていましたし、請求も紙でした。

今はもちろん紙ではありません。

記載する情報なども必要最低限に削ってきました。

結果、不要なミス・手戻りはなくなっています。

 

また、これは削ったわけではないですが、弊社の請求は基本的に3-6ヶ月ごとにしています。

毎月の請求業務は面倒なので。

「入金までのリードタイムが・・・」といった資金繰りに困らないようにすれば、メリットが上回ります。

世の中一般的には、あまり宜しくないこともスモールビジネスにとってはポジに働くことがあります。

常に自分の頭で考え、最適な手段を選択しています。

とにかく無駄なことをやらない、がゴールです。

過去に散々無駄なことをやってきたから、今無駄なことをやらない意識が強くなっていることは事実です。

 

次に、コンサルタントとして「価値を磨く」ために大切なことは3つだと思います。

1つは、明確にスタンスを取ること。

しっかりと考え、自分の意見を言い切る。

その提案に対するクライアントのフィードバックを真摯に受け止め、改善ループを回していきます。

 

2つ目は、改善ループの結果として変化すること。

自分の意見に固執することなく、「たしかに」と思えることには柔軟にスタンスを変えたり、思いもよらない意見に対しては視野を広くしてとりあえず受け入れてやってみるとか。

そのためには、優秀なクライアントと組む必要があるわけですが、、、

 

最後は、シンプルに勉強すること。

知を広げ、引き出しの数を増やし、現場で活用することで実践知へと昇華させていきます。

「勉強」というと学校みたいで子どもっぽいイメージもありますが、そんなことどうでもいいでしょう。

深く広い勉強が、独立後の活躍を後押ししてくれます。

 

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