人事制度ハンドブックをどのようにつくったか、の振り返りと人事制度ハンドブック2ndに向けた作戦

人事制度ハンドブックを全面的に更新し、2ndバージョンをつくろうと考えています。

その作戦を考えていた際、落とし穴にはまりそうだったので、自戒の意味を込めて書きました。

 

思いのまま書く

人事制度ハンドブックは、2年前の2021年1月から始めたブログ記事をまとめたアウトプットです。

当初から人事制度ハンドブックをつくろうとは考えておらず、まずは「ブログをやってみよう」、正確に言うと以前やって三日坊主で終わったブログに再チャレンジしよう、という気持ちでスタートしました。

自分の思考を整理することが目的であり、実際に人事制度の設計・運用のプロジェクトを想定し、アジェンダごとに記事を書きあげていったイメージです。

普段の話していることを言語化する作業ですが、思いのほか難しく、始めたときは1記事で2時間ぐらいはかかっていました。

等級や評価、報酬について、書く順番も定めず、思いのまま書く。

その日の朝に考えて、書きたいことを書く。

ときに、HR全般や独立、コンサル、日記と、自分を知ってもらうための記事も織り交ぜながら、平日1記事をルーティンとしてこなしてきました。

ブログを始めて1年と4ヶ月が過ぎたとき、情報量が多くなってきたので、それをまとめる意味でつくったのが人事制度ハンドブックです。

今、改めて考えてみると、そもそも1年4ヶ月の仕込みを経てハンドブックをつくろうという計画を立てていたら、すぐに挫折していただろうと。

そんな期間の仕込みには耐えられないだろうなと。

平日のルーティンの結果として、人事制度ハンドブックが仕上がっただけです。

 

初めから、大きな絵を描かない

人事制度ハンドブック2ndを作成しようと思いつき、色々と計画してみました。

  • どういう構成にしようか。
  • どんな点が変わるか。
  • そもそも目的は。
  • どれくらいのボリュームにしようか。
  • コンセプトは、などなど

 

こう考えると、なかなか先に進みません。

無意識に、今の自分にとって「完璧」なアウトプットを目指そうとしていることにも気づきました。

これはよくない。

元々、人事制度ハンドブックをつくったとき、こんな大きな計画はありませんでした。

ただ、思いのまま書こう、と考えていただけです。

あくまでも「結果」としてそうなっただけであり、それを当初からつくろうとしたわけではありません。

だから、アウトプットできたわけですが。

過去に一度でもアウトプットすると、どうも次は余計なことを考えがちかも。

たんに思っていることを綴ればいい。

完璧なものなんてできませんし、常に変化、進化、成長です。

自分に言い聞かせています。

 

2年で更新するぐらいが、ちょうどいいかも

変わっているところもあれば、変わらない部分もあります。

それをシンプルにアウトプットしていこうと思います。

人事制度ハンドブックの記事を書き始めて2年。

このタイミングで、この2年に学び、実践してきたエッセンスを更新するのがちょうどいいかもしれないという感覚があります。

 

  • 昔はこう考えていたが、こういう観点もありそう。
  • 以前考えていたことが、より強固になった。
  • 前はあまり考慮していなかったけど、この視点も大事だな。
  • こういうことをやっていくと、こうなるケースが多い。

 

こういったことを考えながら、過去を振り返り、記事にまとめていくと思います。

さらに、今のクライアントさんはスタートアップとして成長や修羅場を経験し、組織を拡張させてきた方々が多いため、議論の質が圧倒的に高い。

自分もそのレベルについていけるよう、日々学び、知恵を絞っていきます。

 

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