硫黄岳、オーレン小屋、夏沢ヒュッテ、赤岩の頭

週末に硫黄岳に一人で行きました。

その準備、登山、振り返りです。

 

荷物は、なるべく少なく

本当は先週の平日に行こうかと考えていましたが、天気で曇りだったので、気が向かず。

ただ、週末の日曜日、子どもたちの予定が入り、自分のみ予定がなかったのと、天気が抜群に良さそうだったので、急きょ土曜日の夜に準備を始めました。

(天気情報は、こちらで「てんきとくらす」)

 

以前から、硫黄岳に登ろうと考えていたのでコースもイメージできており、日帰りにちょうど良さそうとの見立てでした。

赤岳の苦しい(苦い)経験もあり、そのトラウマを払拭すべく、荷物はなるべく少なくする方針で準備しました。

 

▼着る・身につける

  1. ザック
  2. ストック
  3. 手袋
  4. サングラス
  5. 着替え(Tシャツ、下着)
  6. フーディニ
  7. フリース
  8. レインジャケット
  9. レインパンツ
  10. 登山靴

▼食べる・飲む

  1. レトルトの親子丼・豚汁
  2. おにぎり(翌朝に準備)
  3. 水(500ml)_プラティパス
  4. 麦茶(650ml)_ナルゲン
  5. お湯(500ml)_サーモス ※レトルト用
  6. 行動食のナッツ、塩分チャージ(6つ)、スポーツ羊羹
  7. シエラカップ・スプーン

▼その他

  1. ヘッドランプ/電池
  2. エマージェンシーシート
  3. 速乾タオル
  4. ハンカチ、ティッシュ、除菌ティッシュ
  5. 常備薬セット
  6. 小物類
  7. モバイルバッテリー
  8. 小さめのマット

赤岳の際に準備した食べ物も残っていたのが頭にあったので、準備は問題なく。

 

 

いざ、ハイク!

天候は快晴です。

そして、急に寒くなってきました。

朝の最終準備をすませて、いざ出発。

 

登山道がだいぶ悪路だとネットで見ていたのですが、予想以上の悪路でした。

GoogleMapでも場所まで出てこず、以下の分かれ道を右に進みます。

 

道は細い、右側は崖、すれ違いはバックで調整、細い橋まである。。。

 

 

ここの橋(陽が当たっている赤いところ)を渡り、さらに車で登っていくところで「道を間違えたかな」と思ってUターンするも、すれ違った方に「たぶんこっちで合ってるよ」と教えてもらい、無事到着。

ただ、7時30分ごろ桜平駐車場(中)に到着しましたが満車でした。

駐車場近辺の空きスペースに置いて、靴を履いて出発です。

駐車場(中)には、トイレもあります(100円入れます)。

 

自分には、ちょうど良いコースでした。

日帰りだし、山小屋(オーレン小屋)もいい場所にあるし、山頂も広くて昼食も食べることができ。

 

 

オーレン小屋から、夏沢ヒュッテにいくか、赤岩の頭にいくか、どっちがいいのかわかりませんでした。

直感で、夏沢ヒュッテへ行くと決めていました。

振り返ると、これは自分にとって正解だったかも。

赤岩の頭方面は、そこそこ急で景色も森林系なので、黙々と下る方がフィットしており、逆に夏沢ヒュッテから硫黄岳の道は景色が開けているので途中振り返りながら休憩して景色を楽しむことができました。

人によって違いはありそうですが、自分は今回のコースで満足です。

  

ここが登山口。 

 

水が冷たい。このとき、気温は15度くらい。

 

苔に癒される。

 

雑誌でよく見ていたオーレン小屋。名前の響きが好き。

 

「ごはんは10時以降みたい」でした。休憩していたおじさんとの会話より。

 

夏沢ヒュッテからの景色。天気が最高だった。

 

ガレキで、軽く足を捻ることが何回も。(痛い)

 

このあたりが一番きつかった。

 

青いポツンが、夏沢ヒュッテ。結構登ってきた。

 

黒いところが爆裂火口というらしいが、立ち入り禁止でした。

 

登頂。最後がきつかった。。。

 

お昼はおにぎりと親子丼の具で。

豚汁はお腹いっぱいで食べれず、インスタントコーヒーで休んで休憩終了。

 

赤岳もくっきり見えました。

 

「赤岩の頭」方面へ。

 

下ります。

 

下ってきました。

 

再び「オーレン小屋」方面を目指して下ります。

途中、山小屋関係者か、大きな荷物をもって。早い。

 

子どもに、お土産を買って。

 

アイスを食べて。 ※右のモノ、笛かと思ったらキーホルダーだった、、、

 

だんだんと足が痛くなってきました。

 

桜平駐車場(中)に到着。

 

無時に下山できて何よりです。

 

振り返り

山を歩きながら、こうした方が良かったかも、自分にはこれが良さそう、ということをスマホにメモしておきました。

 

①登山は、週末で良さそう

人混みが苦手なので、時間をつくって平日に登山することを考えていました。

ただ、週末でも良さそう、と感じました。

理由は2つ。

そこそこハイシーズンの今現在の週末でも、ゆったりと行動できたこと。

自分は基本一人で行くので、ある程度、人がいた方が安全。

なかなか平日にまとまった時間をつくるのも、準備するのも大変なので、週末が良さそうです。

 

②足裏の皮が剥がれそうだった

山頂に向かう瓦礫で足裏に少し違和感が出て、靴の中で足がズレるようになりました。

もう少しで山頂なので、そこで処置しようと思いました。

山頂で見たところ、あとちょっとで皮が剥がれそうで、すぐにセカンドスキンで処置。

処置が遅れてたら、結構尾を引く傷になっていたかもしれません。

途中で対応しても良かったかと。

 

③朝ごはん、足りてなかったかも

食パン1枚とコーヒーとバナナ。

山頂手前でパワー切れの感覚がありました。

ナッツは軽く食べていましたが、朝ごはんをもう少ししっかりと食べても良かったかも。

 

④グローブ(手袋)を落として無くす(泣)

途中からグローブをはめようと思いましたが、「まだいいかな」と思ってポケットに。

そこにはスマホも入っていました。

途中、スマホで写真を撮る際、落としたと思います。

気がついたら、無く。。。

ノースフェイスのヤツ。

10年以上使っていたので、寂しい気持ちで、気がついたとき、テンションだいぶ下がりました。

 

⑤ストックの先もなくなる

(左側の)黒い部分が無くなりました。

これ、前回の赤岳でも3-4回取れて、そのたびに探して見つけたのですが、今回、ガレキのところで見つからず。

このストック、そこそこ高価な割には決定的な落ち度だと思いました。

製品開発する際、議論にならなかったのだろうか。

自分も機能はわからず、デザインだけで買ったのでしょうがないと思いつつ、細部へのこだわりってギアには必要と痛感しました。

この部分だけ、売っているのか、今日調べます。

 

⑥お茶が取りにくい

ドイターのザック、横にお茶を入れていましたが、取りにくい。

すぐに取れて飲めるように前に設置できるようにした方が良さそう。

ハイドレーションを以前は使っていたけど、残量がすぐに見える(わかる)水筒の方が自分には良さそう。

なので、前に設置できるようにギアを仕入れなければ。

 

⑦お湯を持っていったのが良かった

山頂で昼食を取る際、お湯でさくっと親子丼を作れたのは楽だったし、バーナーを持っていかずに荷物も軽くなったのは、スゴイ良かった。

そのためのサーモス(500ml)もサイズがばっちり。

今回は、水・お茶の量も全体的に適切でした。

 

⑧一眼レフカメラ持っていかずに良かった

カメラどうしようか、前日の準備で迷いました。

ピークデザインのキャプチャも買ったので試そうかと思いながらも、荷物増えるの嫌だなと。

ソニーのコンデジを選びましたが、これは正解。

まだ経験の浅い自分には、登山のカメラは「小さいが正義」であることは間違いなしです。

大きいカメラを持って歩くのは、もう少し先だと気づきました。

 

⑨トイレは早めに行くべし

「トイレもう少し先でいいかな」と思って、行きのオーレン小屋で行かなかったら、夏沢ヒュッテには無く(今は誰もいない・営業していない)、困りました。

山登りでは、気づいたことをその場ですぐにやるのが良さそう。

あと前日にビール1本飲んだせいか、トイレも近かったような。

 

⑩出発時間を無理に急ぐ必要は無し

自分としても、もう少し早めに出発して、6時過ぎには登り始めようかと考えていましたが、無理に急がず、今回のぐらいの時間がちょうど良かった。

駐車場が埋まってしまう問題は何とかしないとだけど、下山の時間帯も日帰りとしてベストだったのでは。

平日だと早めに下りて、午後に仕事もできますが、週末のお休みの日だったので、帰ってからゆっくり休めました。

 

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