気づいたら、独立10年目だった

先日、とある場で自己紹介する際、独立10年目だったことに気づきました。

10年目、満10年でいつも迷ってしまうのですが、2014年7月1日に独立したので、満9年で、10年目に入りました。

 

これと言って話せるネタもないのですが、振り返りは大事ということで、自分にメモを残します。

独立して意識してきたことです。

 

キャッシュ

とにかくキャッシュを大事にしてきました。

心に安定をもたらすのも、生活にリズムをつくってくれるのも、ベースにあるのはキャッシュ。

ただし、必要以上にお金稼ぎする意味もありません。

 

仕事に集中できる分のキャッシュをストックしておき、「いざ」という際に自由に使えるようにしておくこと。

「いざ」のケースを洗い出し、対応できるようにしておきます。

 

キャッシュは余白をつくってくれるもの。

扱い方次第で、余白を奪ってしまうものにもなるので、自分は注意しています。

 

キャッシュは目的でなく、手段。

一方で、キレイゴトも厳禁。

 

少しずつでも増やすプロセスを経験することで理解できることが多くあります。

キャッシュの取り扱いに、焦りと油断は禁物です。

知らないことを原因に、自分が油断していることに気づいていないことがあります。

 

無知の知であることを理解し、とにもかくにもキャッシュには慎重になることがすべてです。

 

考える

独立すると、自分で考えて行動しなければなりません。

でないと、何もやることはないので。

 

考えることが好きなので、事あるごとに考えてきました。

「考える」よりも「行動する」の方が重視されるのかもしれません。

無駄に考えてきたこともたくさんあると思いますが、それでいいのです。

自分は「考える」ことを疎かにできません。

自分のスタイルなので。

 

なぜを5回繰り返す、因果関係を考える、真因を考える、先(未来)のことを考える、ヒトの気持ちを考える、構造・システムを紐解く、相手の狙い・意図を深読みする、相手の本音を考える、過去・歴史に基づく現在・今を考える、などなど。

 

考え始めると、常に「本当?」「なんで?」「だから?」「SoWhat?」「WhySo?」というフィードバックが聞こえてきます。

この繰り返しで10年目を向かえました。

 

あとは「行動する」のみ。

独立をすると、やらないと何も生まない・起きないので、やらざるを得ません。

筋の良いプランニングができれば、あとは自然に身を任せるのみです。

 

目の前の仕事に精一杯向き合う

仕事を経験すればするほど、自分の強みと弱みがわかってきます。

その強みを活かして、目の前の仕事に精一杯向き合うこと。

 

以前は、無意識に弱みを克服しよう、もしくは弱みと気づかず、そこで勝負までしようとしていたかもしれません。

しかし、今は「弱み」を「普通」にすることにとどめ、あとは「強み」で勝負です。

決して、弱みを放置してはいけません。

弱みが致命的な問題になってしまい、強みをかき消してしまうからです。

 

誠実に精一杯向き合うために、奇をてらったことをする必要もまったくありません。

淡々と自分のやるべきことを完遂し、ときに領域を破ってチャレンジしたり、保守的に身構えたり、粛々と遂行していくのみです。

そのために毎日の仕事をルーティン化し、リズムをつくって身を任せます。

無駄に休むこともせず、ゆっくりと時間をかけて、仕事に取り組みます。

 

自由ではありますが、自由に欲深くなると、本質を見失い、本末転倒になります。

今の環境に感謝し、クライアントに向き合い、キレイゴト抜きでクライアントの成功を目指すのみです。

 

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